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第430話

Author: 魚ちゃん
彼女は言った。「分かったわ。ありがとう」

「礼を言うのは俺の方だ。一人でゆうちっちをこんなに大きく、こんなに良い子に育ててくれて……」潤の声がまた少し詰まった。「本当に、苦労をかけたな」

「大丈夫よ」明里は時計を見た。「もう起きたの?食事は済んだ?」

「今起きたところだ。これから食べるよ」

「じゃあちゃんと食べてね。ゆうちっちの幼児教室の場所を送るわ。鈴木さんの電話番号も一緒に送っておくから」

「ああ、頼む」

明里が電話を切ろうとすると、潤がまた声をかけた。「胡桃は、大丈夫なのか?」

明里は一瞬驚いた。

潤が慌てて説明する。「いや、その……彼女はお前の友人だから、気になっただけだ」

胡桃の事情を、明里が潤に話すわけにはいかない。

彼女は言った。「大丈夫よ。ちょっと体調を崩しただけ。今は私のところで休んでるわ」

「それならいい」

ようやく通話が切れた。

潤は、かつて読んだ恋愛マニュアルに書いてあった言葉を思い出した。

【彼女の親友とは、適度な距離を保つべきである。

だが、無関心すぎてもいけない。

この絶妙な加減を把握するのがカギなのだ】

潤は思った。難し
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