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第269話

Author: 北野 艾
志帆が誘えば、柊也は二つ返事で承諾した。食事が済み次第向かうから、先に太一たちと飲んでいてくれとのことだ。

ラウンジに到着する直前、美穂からメッセージが届いた。

【ショータイムの準備完了!】

その短い一文だけで、志帆の胸は高鳴った。

メッセージを送信し終えた美穂は、念を押すように仲間に確認した。

「本当に大丈夫なんでしょうね」

「絶対確実だっての。なんせ海外製の劇薬だぜ。どんな堅物の処女だって、これを飲めば尻軽女に早変わりさ」

その言葉に嘘はないだろう。美穂の友人は普段からこの手の怪しげな薬物を調達するのが得意で、それを使って何人もの女を食い物にしてきた常習犯だ。

失敗したという話は聞いたことがない。

おまけに今回、詩織には致死量ギリギリの倍量を使っている。

彼女が今すぐ死なない限り、薬の効果からは逃れられないはずだ。

「それと、絶対に動画を撮るのを忘れないでよ」美穂は強く念を押した。

かつて詩織は、美穂の謝罪動画をネタに脅してきた。

ならば目には目を、歯には歯をだ。自分も彼女の醜態を録画し、弱みとして握ってやる。

気に入らないことがあったり、ムシャクシャし
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