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第1171話

Penulis: リンフェイ
相手は低い声で「すまない」とひとこと言った後、素早く彼女の手にあるメモの紙を握らせた。

莉奈はそのメモをぎゅっと力を込めて握りしめた。多くの人がいる中でそれを開けて確認する勇気はなかった。

彼女は周りを見まわして、近くにあるトイレの表示に気づき、その方向へ歩いて探し、その中に入って、急いでさっきのメモ紙を広げて見た。

そこに書かれていたのは『海洋館でのショーが行われる時間にちょっとした騒動を起こし、その隙にあのガキを連れ去る。お前の任務は彼らを海洋館に連れて行くこと』

莉奈はそれを見終わると、メモをちぎってトイレに流してしまった。

莉奈は、あんなに多くの人と一緒にいて、唯花も二人のボディーガードを連れているから、彼らは手を出さないと思っていた。

それがまさかこの状況でも諦めず、海洋館でのショーを利用して、その隙に行動に移すつもりらしい。

成功するだろうか?

この時、彼女は佐々木家とも別行動していて、唯花姉妹とは完全に離れているのは言うまでもない。

莉奈はトイレから出てくると、俊介に電話をかけた。

俊介は自分がいる位置を彼女に伝えた。莉奈は怒りを抑えて佐々木家と合流し
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