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第1242話

Auteur: リンフェイ
副社長はどうして目の不自由な彼女に花を配達に来させたのだろうか?

と、受付は心の中でひとこと愚痴をこぼし、表情は依然として微笑みを保ちながら咲に言った。「柴尾様、お手伝いいたしましょうか?」

「ありがとうございます。でも大丈夫ですから」

咲はすでにエレベーターまでどのくらいの距離があるのか把握しているので、受付に面倒をかける必要はなかった。

「柴尾様、もし何かありましたら、わたくしどもにお申しつけください」受付は微笑んでそう言った。彼女は咲が花束を抱えて、杖をつきながらゆっくりと進んで行くのを見ていた。咲が遠くまで行ってから、彼女はまた自分の席へと戻った。

そして同僚に話しかけた。「副社長ったら、どうして目の不自由な方に花を頼んだんだろう?」

「副社長って、もしかして柴尾さんに興味を持たれているとか?私たちこの会社で働いて二年経つけど、副社長が誰か女性に興味を持ったところを見たことないわよね。それに若い女の子が副社長に用があって訪ねてきたことだってないし」

その受付は笑って言った。「そんなまさか。もしかしたら、副社長も柴尾さんが目が見えないって知らないのかもよ」

副社長
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