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第172話

Author: リンフェイ
それに、彼はまだ30歳だぞ。いい歳した男とはどういうことだ?

もう何度も彼女に年を食った男だと言われたぞ!

我慢強い人間じゃなければ、その言葉に刺激されて今はもうぼろが出ていたことだろう。

「うちの社長はまだまだ若い、年食った男じゃないぞ!」

しっかり怒りを抑え、結城理仁は自分のために一言弁解することにした。

彼を見つめて、内海唯花は言った。「社長に会ったことがないって言ってたじゃない?どうして彼はそうじゃないと断言できるの?あれほど立派な結城グループを仕切る人がとても若いわけないわよ。ビジネスの世界にはあまり関心を持ったことがないけど、結城グループはどれだけすごい会社か、これぐらいは知ってるわ。ほぼA市の何とかっていう会社と同じレベルでしょ」

結城理仁は「……アバンダントグループ」と相槌した。

A市のアバンダントグループは結城グループと同じく、それぞれ所属する都市のマンモス企業だ。裏にいる伊集院涼という人物がまさに億万長者で、今の社長の座に君臨する桐生蒼真は結城理仁よりも一つ年下だ。

アバンダントグループは理仁たちの町にも支社があるが、ビジネスは被っていないので、衝突
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