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第2513話

Penulis: リンフェイ
浩司は咲に告白はしなかったし、彼女と結婚した。そして今、咲を見る目も以前のように熱がこもっていないから、辰巳は何も言わないのだ。

「黙っちゃってどういうこと?やっぱり彼を恋のライバルだと思ってるのね」

辰巳は慌てて否定した。

「そんなんじゃないよ。ただちょっと言っただけだよ。だって彼はもう結婚して奥さんがいるんだし、俺だって彼は君を妹として見てるって信じてるよ。でもさ、いくら兄と妹としてお互いに思ってるって言っても、本当に血の繋がった兄妹ってわけじゃないだろう。彼はもう自分の家庭を持ってるんだから、やっぱり一定の距離はあるほうがいいと思うんだ。

だから、何か難しいことがあるなら、俺に言って。俺が解決できるんだから。なるべく来栖さんには迷惑をかけないで。会社の事は彼はもうかなり助けてくれたんだし」

咲が辰巳の話を聞いている間、彼の目が動揺していないのを見て、本当の事を言っているのだと信じられた。

「前は私、目がまったく見えなかったし、彼は会社で長い間働いていたから。前は伯父からかなり重宝されていて、ビジネス上でも信頼されていたわ。

今はもう私も目が見えるようになって、半年過
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    これで辰巳はようやく咲と二人っきりの時間がとれるようになった。彼は片手に手土産を、もう片方の手を咲と繋ぎ、母親たちから遠ざかってから、不満をこぼした。咲は笑って言った。「でもなんだか嬉しそうよ」咲は携帯を取り出した。そして辰巳の手をほどいて言った。「さっき携帯がずっと鳴っていたの。さっきはお義母さんとお話していたから、誰からこんなに連絡が来たのか確認できなくて」携帯を開き、執事から送られてきたメッセージを見た。全て写真と動画だった。それらを確認した後、咲は隣にいる辰巳に言った。「やっぱり思ったとおりだわ。鈴が尾崎家と黒川家に嫁いだおばに助けを求めに行ったの。でも、あの電話番号はあのおば二人のどちらのものでもなかった。あの番号の持ち主は畑中っていう人みたい。その名字の人物を調べたけど、知り合いの中にはいなかったわ。来栖さんに聞いても、柴尾グループにはその名字の人はいないって。伯父さんの友人や兄弟にもいなかった。鈴がその畑中って人物に電話したのなら、絶対に関連がある人物のはずだわ。ただその畑中って人が一体何者なのかわからない。鈴は刑務所から出てきたばかりなのに、この人に連絡をした。辰巳さん、もしかして、鈴の母親の裏社会の人物を全部一掃できていなかったのかしら?彼らが鈴に連絡する機会をうかがって、鈴を利用しようとしてるとか。それから力を集めて私たちに復讐をする気だとか?」辰巳は咲の手から携帯を受け取って、その送られてきた写真と動画を見てから言った。「まずはどう出るのか様子を見よう。彼女はそんなにすごい人間じゃないだろう。若いし、そんなに深いところまで考えられるはずはない。誰かが彼女を利用しようとしたって、いつかは必ずボロが出るよ。引き続き彼女を見張っておけば、その畑中ってやつが誰なのかわかるだろう。もし、彼女の母親と結託していた闇勢力の奴らがまた集まって力をつけて復讐してきたとしても、別に心配することはないよ。逆にそいつらを捕まえるいいチャンスになるだろ。だけど、あの時は多くの警察が動いたから、協力していた奴らなら全員捕まってるに決まってる。うまく逃げられた奴らも警察が警戒態勢だから、星城に戻って来られるほど度胸があるとは思えないし。もし不安なら、夕食の後に理仁兄さんに相談して、九条弦さんに連絡してもらお

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