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第658話

Author: リンフェイ
悟はノックの音を聞いてすぐ姿勢を正した。

「どうぞ」

書斎の扉が開かれ、あるボディガードが招待状を持って入ってきた。

悟は誰かが九条家当主である弦をパーティーに誘うために招待状を送ってきたのだと思っていた。しかしそれが、ボディーガードはまっすぐに悟のほうへと向かってきて、その招待状を彼に渡して礼儀正しく言った。「悟様、神崎家のご当主からの招待状です。神崎家は明日の夜、パーティーを開くそうで、悟様にご参加いただきたいと送って来られました」

「俺の?」

悟は訝しそうにその招待状を受け取り言った。「神崎家のパーティーって、神崎玲凰がわざわざこの招待状を送ってきたのか?それも、明日の夜って、こんな急に?」

他のパーティーでは、どの家も数日前には通知が来る。ある家に関しては十何日も前に招待状を送ってきて、招待客に準備期間を多めに取ってくれるのだが。

神崎家は今回、突然パーティーを開催することにしたのだろうか?

神崎夫人が二人の姪を見つけたことを思い出し、悟は神崎家のパーティーの目的を予想していた。

神崎詩乃は二人の姪をこの星城の上流社会へ繋げるつもりなのだろうか?

はは、理仁
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