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第980話

Author: リンフェイ
佐々木母はまず陽のところへ行って彼を抱き上げ、陽の可愛いその顔にキスの雨を降らせた。陽が眉をひそめたので、そこでその雨は止んだ。

「陽ちゃん、おばあちゃん急いで来ちゃったからおもちゃを買ってくるのを忘れちゃったわ。お小遣いをあげるから、ママと一緒に好きな物を買っておいでね」

佐々木母はそう言いながら、千円札を何枚か取り出して陽の手に握らせようとした。

「おばさん」

唯月は急いでそれを阻止し、息子を抱き上げて言った。「おばさん、陽にお金はあげないでください。この子はまだ小さいから、お金をもらうことに慣れてしまっては、今後お金が欲しい欲しいって悪い習慣になってしまうわ」

佐々木母は「だったら、あなたが取っておいて。これは陽ちゃんに何か買ってあげるのに使ってちょうだいね」と言った。

そう言いながら、彼女はお金を唯月に渡した。

しかし唯月はそれを返して言った。「おばさん、今陽は何も物に困っていません。これは必要ないから、お返しします」

佐々木母がよく唯月のところに愚痴をこぼしに来ていたおかげで、唯月は今俊介が両親にあげ
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