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第3話

Penulis: satomi
last update Terakhir Diperbarui: 2026-01-21 07:22:31

「いやぁ、面白い!期待通りと言えばその通りだなぁ」

「のん気に言ってる場合ですか?魔界の女性はこの勇者と戦士と賢者が好きなんですよ?」

「大丈夫よ。一過性の熱だから。飽きるわよ。その時彼らはどうするのかしら?今は配信でガッポガッポと儲けてるんじゃないかしら?キチンと貯蓄しないとねぇ。未来を見据えて」

 父さんは未来を見据えて貯金していたみたいで、私を育ててくれた老夫婦には金銭的な面で特に迷惑はかけずに育つことが出来た。

 けど、彼らはどうなんだろう?どっからどう見ても、チャラい……。

 貯蓄とは無縁の生活をしてるっぽい。それこそ宵越しの金は持たないみたいな…。

「周りが自分達に飽きた頃にここに来るんじゃないか?」

 魔王様はそのように言うけど、いつ飽きるんだろう?

 周りに飽きられた勇者ってなんだか不憫な気がする。っていうか飽きられたのかもうお歳を召してからだったら、剣を振れるの?大丈夫なの?今の勇者。私の方が心配してしまう。

 飽きられたころにそいつらはやって来た。

「昔はねぇ、デイビッド様も覇気があってなんだかキラキラしてたんだけど、最近のデイビッド様はいまいちなのよねぇ」

「トム様もよ。前は筋骨隆々で、逞しい感じしたけど今は貧相じゃない?」

「イアン様にいたっては、ただの爺さんに見えるわよ」

 かなりボロクソに言ってる。あんなにL・O・V・E♡って感じだったのに。

 ジョセフ様は、まぁ魔族だからそう簡単に老いはしないわね。

「まさか魔王が貴女のような麗しい女性だったとは!無駄なことをしていないで、さっさとここに来るべきだった」

 通常はそうなのよ。それなのに、あんたたちが勝手に自分達をアイドルに仕立ててたんでしょ!

「本当になんということ!貴女のような美しい方に傷をつけなければならない戦士という職業が憎たらしい!」

 どこからそんな台詞を持って来てるんだ?出典はどこなのよ?

「私も賢者という職業柄、貴女に傷をつける事になるかもしれないと思うと、胸が痛む」

 勝手に傷んでくれ。

「さぁ、そこの人間3人出来るものなら私に傷の一つでもつけて見なさい」

 まぁ無理だろうね。ずっと鍛錬していない人間が魔王に挑むこと自体おかしな話。ここまで死なないで来れたことが奇跡、ミラクルだよ。

 3人は斬りかかったり、魔法をかけたりするが、斬撃は歯が立たないうえ、魔法は焼け石に水。

「「「どうすればいいんだよ?」」」

 主に人生やり直せば?

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