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第11話

مؤلف: ナツミ
美桜が朔夜に連れて来られたとき、浩一が気を変えて瑞希とは結婚せず、自分を花嫁にするつもりなのだと思っていた。

胸の内では有頂天だった。自分の勝ちだと思ったのだ。

「浩一さん、もしかして私と結婚するつもり――」美桜が言い終える前に、浩一が怒りにまかせて突進してきて、そのまま彼女の首をつかみ、激しく問い詰めた。

「瑞希はどこだ?お前が隠したんだろう!!」

「げほっ……げほっ……」

浩一の力は強かった。美桜は首を締め上げられ、激しくむせ込み、息もできなくなりそうだった。

「放して……浩一さん、お願いだから、先に放して……」美桜は必死に彼の手を叩き、もがいた。

浩一は彼女を乱暴に突き飛ばし、怒鳴るように問いただした。

「言え、瑞希はどこにいる?!」

「何を言ってるの……私……私、知らない」

「げほっ……げほっ――」ようやく新鮮な空気を吸えるようになり、美桜は胸を押さえて荒く息をついた。

怖かった。

こんなにも恐ろしい浩一を、彼女は見たことがなかった。

「美桜、まだしらばっくれる気か?」浩一は瑞希のスマホを彼女の前に叩きつけた。「なんで余計なことを瑞希に吹き込んだ?」

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