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第6話

Author: きゅう
だが、もう俺のことを愛していないんじゃなかったのか?

「清実、俺はお前と別れる。もう、この関係を続けていくつもりはない」

その言葉を口にした瞬間、体がすっと軽くなった気がした。

7年間一緒にいて、幸せだったのは最初の2年だけだった。残りの5年間、彼女の心はずっとどこか別の場所にあった。

それでも俺は、何も言わずに耐え続けてきた。言わなければ、この関係はいつまでも保てると思っていたからだ。

だが俺は忘れていた。一度変質してしまった愛情は、やがて関係そのものを少しずつ崩していくのだと。

「私と、別れるの?」

清実は信じられないという顔で俺を見つめた。

その綺麗な目が、大きく見開かれている。

「ああ、お前と別れる」

「陸、今の言葉を取り消すなら、今回だけは聞かなかったことにしてあげる」

「お前と別れる」

俺はもう一度、はっきりとその言葉を繰り返した。

パンッと鋭い音が響き、彼女が思い切り俺の頬を叩いた。

怒りのあまり、彼女の胸が激しく上下していた。

「陸、ここで何を騒いでるの?今まで甘やかされすぎて、調子に乗ったんじゃないの?私は何も間違ったことはしてない。なの
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