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第21話

Auteur: おやき
「あなたこそ、お義母さんの心の支えよ」

「でしたら、お義母さんのお嫁さんではなく、娘にしていただけませんか?」

「だめよ。あなたには、私のお嫁さんになってもらわないと。じゃないと、うちの宗司が、綾瀬清華なんかに取られちゃうわ」

雰囲気はずいぶんと和やかになった。宗司の両親が先に船に乗り込む。

宗司は若菜の荷物を持ってやり、彼女が船に乗り込む際にふらつくのを見て、慌ててその体を抱きかかえ、船上へと導いた。

船に乗ってからも、若菜は宗司から離れがたく、甘えるように彼の腰に抱きついた。

宗司は顔に困惑を浮かべたものの、結局、若菜を突き放すことはなかった。船が動き出した時には、彼女が体をぶつけないよう、いっそ自分の膝の上へと引き寄せて座らせた。

二人のその親密な様子を見て、宗司の両親も満足そうな表情を浮かべた。

一家は息がぴったり。一時的に清華の存在をすっかり頭から追い出していた。

船が出航してから、清華はようやく物陰から姿を現した。

自分の結婚記念日の準備を手伝う、などと言っておきながら、実は、この機会に高遠家の家族旅行に便乗することだったとは。若菜の腹黒さと計算高さには
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