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第72話

Penulis: 十一
彼は突然凍りつき、無意識に手を晴香の手から引っこ抜いた。

晴香は予想外のことに、眉をひそめずにはいられなかった。彼の視線に従って前方に目をやると、すぐそばに凛が立っているのに気づいた。

海斗は眉をひそめ、時也に尋ねた。「凛を呼んだの?」

時也は無害な笑顔で言った。「そうだよ、みんな友達だからね」

「なぜ事前に言わなかったんだ?」

時也は肩をすくめた。「忙しくなると忘れちゃうんだよ。言わなくても大丈夫だろう?」

凛も海斗を見かけたが、ただ一瞥しただけで視線をそらした。

彼女は今回来るつもりで、祝福を述べてすぐに去るつもりだった。本を読んだり資料を調べたりするのに忙しく、このような集まりに時間を無駄にする余裕はなかった。

ここに至って、彼女は時也に直接歩み寄った。「お誕生日おめでとう。これからの日々も元気に過ごせるように。これは私が用意したプレゼントよ。つまらないものだけど、どうぞ」

彼女はギフトボックスを取り出して渡した。

時也はそれを受け取り、低く笑いながら「ありがとう。ありがたくもらっておくよ」と答えた。

今日の主役である彼は、まるで月のように周囲の人々から注目
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良香
今回ばかりは迂闊すぎる。 確かに海斗の友達で、海斗自身ではないけれど、散々傷付けらる様を見て笑ってた奴等だろうに。
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