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第963話

Author: 雪吹(ふぶき)ルリ
佳子は驚愕し、真司を見つめて声を上げた。「なんであなたなの?」

真司の声は少しかすれている。「じゃあ誰だと思った?」

佳子「私はずっと美和だと……」

その時、佳子は真司の手がまだ自分の華奢な腰に置かれており、さらに秘められた場所にまで伸びていることに気づいた。その掌ほどの小さな顔が一瞬にして真っ赤に染まった。

先ほどまでは美和だと思っていたから平気だった。だが、相手が真司だと知った瞬間、オイルを塗られた肌が今、灼けるように熱く感じられる。

「その手!早く離して!」と、佳子は顔を赤らめて叫んだ。

真司はすぐに手を放し、背筋を伸ばした。

佳子も慌てて身を起こし、服を整えながら言った。「どうして入ってくるときに声もかけないの?私、ずっと美和だと思って呼んでたのに!」

彼女が必死に肌を隠そうとする様子を見て、真司は薄い唇を引き結んだ。「慌てることはないだろ?」

慌てるのが当然でしょ!

自分は女で、彼は男だ。今の雰囲気はどう考えてもただ事ではない。

佳子「藤村社長、お願いだからこれからは入る前にノックしてよ。こんなの、本当に失礼なの!」

真司は彼女の小さな顎を指でつまみ、
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敬江
佳子…もう素直になりなよ
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神無月しん
…何を読まされているんだ?
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