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第366話

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興奮した天音は思わずスマホを奪おうとした。

月子は尋ねた。「写真だけじゃ信憑性が薄いなら、動画はどう。信じる気になった?」

「……信じる!信じる!」

現に、サンの正体を知る者は誰もいないのだから。

天音は憧れのサンのプライベートな一面を知りたくて仕方がなかった。何を着て、何を食べているのか、全部知って、同じものを買いたいと思っていた。

「もうこれ以上、私にちょっかい出さないでくれる?」

天音は自分の誕生日パーティーにサンを招待できたら、友達がどれだけ驚くかを想像して、このチャンスを逃したくなかった。「もうしない!約束する!」

月子は月子、洵は洵だ。

月子には手を出さないからといって、洵にちょっかいを出さないとは限らない。

天音は、こんなに図々しく自分に挑んでくる人は久しぶりだったので、洵をこてんぱんにして、思い知らしめたかった。

自分を怒らせるとどうなるかを知らしめるんだ。

洵を自分の前にひざまずかせて、「女王様」と呼ばせてやるんだから。

そう思っていると、突然「天音」と、霞の声が横から聞こえてきた。そして、霞は月子をちらっと見てから、何気なく視線を外し、天音の
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  • 元夫の初恋の人が帰国した日、私は彼の兄嫁になった   第542話

    それを聞いて、静真は歯を食いしばった。「返す?月子はもともと俺の女だ、隼人になんて渡さない」顔色は蒼白で、表情は暗い。「一樹、お前は隼人のことをよく知っているんだろう?なら、俺のこともよく知っているはずだ。無駄なことはもう言うな。俺を説得しようとするな」一樹は、静真が自分の言葉に耳を貸していないことを確信していた。傍観者だからこそ冷静に状況を把握できることもある。一樹は、静真の月子への執着は、隼人への対抗心だけではないと感じていた。少年から大人になるにつれ、考え方も変わるものだ。静真と隼人の間には、ずっと確執があるかもしれない。ただ本当のところ、その確執もそれほど重要ではないのかも

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