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第503話

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月子は表情を変えずに聞いていた。これには、瑛太も驚きはしなかった。もとより、彼も月子は優秀で、簡単には落とせないだろうと感じていたからだ。それでも、彼は単刀直入に自分の気持ちを伝えるタイプで、回りくどいのは好きではなかったので、はっきりと自分の気持ちを伝えたまでなのだ。

それはもしかしたら、海外留学を経験し、その異文化の影響を受けたからかもしれない。なにはともあれ、これが飾りのない真の彼の姿なのだ。「こんな唐突なことを言ってすみません。でも、これが私の本心です。今日会って、こうして話してみて、ますます綾辻さんに惹かれました」

それを聞いて、月子は自分でも離婚してから、なんだかモテるようになってしまったのかと思わずにはいられなかった。しかし、彼女はそれでも瑛太に申し訳なさそうに言った。「ごめんなさい、横山さん。今の私は、お気持ちに応えることができません」

「分かっています。でも、私の気持ちを伝えたかったんです」瑛太は彼女を見つめた。男が女を口説きたいと思う時は、だれでも多少なりとも強引なところがあるものだ。彼も例外ではなかった。

「それに、私をはっきりと断らなかったということは、
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