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第47話

Author: おミカン
絵里が押し黙っているのを見て、和也はそれを後ろめたさの表れだと勘違いし、さらに声を荒らげた。

「絵里、そんな態度じゃ、俺の婚約破棄の決意は固まる一方だぞ!」

「願ったり叶ったりよ」

絵里は一歩踏み出し、氷のような冷ややかな視線を彼に突き刺す。

「言ったことは絶対に守ってね。これ以上、私にあなたを軽蔑させないで」

捨て台詞を残し、絵里は梨乃の手を引いてその場を去った。

和也は驚愕の表情を浮かべる。

ここ数日の絵里の癇癪が収まれば、彼女の方から非を認め、謝ってくると思っていたのだ。

まさか、絵里は本当に俺への未練を断ち切ったのか?

そう思うと、和也は得体の知れない恐怖を覚え、思わず追いかけようとした。

異変を察知した寧々が、慌てて彼の手を掴む。彼女は身体を弱々しく揺らしながら訴えた。

「和也、胸が……すごく痛いの」

和也は慌てて彼女を支え、怪我をした晴子にも視線を向けた。

「病院へ送ろう」

彼は雑念を振り払った。

……

絵里は梨乃を家まで送った。

別れ際、梨乃は突然、彼女を力いっぱい抱きしめた。

「絵里。これからどうなろうと、私はずっと一緒にいるから。一
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