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第353話

Penulis: キラキラ猫
少しの我が儘と、少しの甘え、そして絶妙な匙加減の愚痴に、会場の来賓たちからドッと笑いが起きた。

行健もつられて笑った。

「お前って子は、わしが甘やかしすぎたな!

わしが選んだ相手だ、悪いはずがない。相沢家の長男、樹くんだ。どうだね?」

真理の表情が、一瞬にして曇った。

彼女は、相沢家の人間とは一切関わりたくなかった。

この前、湊も凛も激しく抵抗し、二人の婚約が破談になったのだ。

双方の長老たちは面目をつぶされたと感じていたのだ。

だからこそ、両家は自分たちにとってより扱いやすい孫を新たな駒として選び出したのだ。

真理は焦ったように、向かいに座る湊に助けを求める視線を送った。

湊は袖をまくり上げ、隣に座る遥のために料理を取り分けながら、顔も上げずに言った。

「明日の午後、ちょっとした集まりがあるんだ。樹さんも来るから、真理も一緒に行こう」

真理は素早く頷いた。

「うん!」

隣にいた誰かがからかうように言った。

「真理お嬢様の結婚のことまで、湊さんが面倒を見るんですか?」

湊はゆっくりと食器を整理している。

「真理は、俺のたった一人の妹ですからね。あいつの
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