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第1069話

Author: 木真知子
毎年、盛京では全国の注目を集める競馬大会が開催される。

各財閥や名門家族が馬場に集い、一見和やかに見えるが、その裏では激しい駆け引きと権力争いが渦巻いている。

この大会は、上流階級同士が直接交流できる数少ない機会でもある。

盛京だけでなく、アジア中の大型プロジェクトが、この場で契約されることも珍しくない。

だからこそ、人々は招待券を手に入れようと必死になり、

「一度でもその世界に足を踏み入れれば、人生が変わる」と信じていた。

......

その一方で――

光景が白露の出場を禁じてから、彼女の怒りは頂点に達していた。

口内炎がいくつもできて食事ものどを通らず、寝ても夢で怒鳴りながら飛び起きる始末。

なぜ?たかが数人の使用人を叱りつけただけなのに。

どうして、あんな大げさな罰を受けなきゃいけないの?

それに、あの『バカ女』をかばうなんて――!

これまでだって散々問題を起こしてきたけど、父は一度も本気で叱ったことなんてなかったのに!

......まさか、秦の失脚に引きずられて、

自分まで『被害』を受けているの?

男なんて、本当にクズばっかり!

白露は枕を抱え
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