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第231話

Author: 木真知子
深夜、玉石混交する小さなバーの中で。

柔は控えめな黒のスポーツウェアを身にまとい、隅の席に座っていた。ここにいる女性たちはみな胸元を大胆に見せ、派手なメイクを施しており、柔はまるで浮いている泥棒のように見えた。

どれだけ待ったのか分からないが、突然隣から熱い酒の匂いが押し寄せてきた。

柔は急に目を上げ、馴染みのある男が自分の隣にしっかりと座り込んでいるのを見た。彼の身につけているオーデコロンの香りが非常に強烈だった。

「Ashley、あなたは昔と変わらず美しいね。本当に......私を誘惑しているのか」男は柔に曖昧な笑みを浮かべていた。

柔はそっと身をかわし、肌に鳥肌が立った。

以前、M国では彼と一日中一緒に遊びまわり、男の甘い言葉を聞くのが好きで、そのしっかりした筋肉を触るのが好きだった。

しかし、柔は今この顔を見ると、ただただ嫌悪と不快感しか湧いてこない。昔の自分はどれだけ飢えていたら、どうしてこのような低級な男を選んでしまったのか?

柔の頭から足まで、隼人兄さんの美しさには到底敵わない。

「いつ帰国したの?ここで何をしてるの?」柔は声を低くし、極めて冷淡に尋ねた
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C.M.
柔の本性をさっさと暴露できればいいのに、もどかしい
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