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第17話

作者: 青ノ序
樹はニコニコしながら綾の顔を見て言った。「『おじさん』と呼んでくれればいいよ。これからグループに新しくできた研究所を見に行くんだが、一緒に来てくれないか」

「はい」

綾は自分のデスクに戻って、簡単にお化粧を直した。

家を出るとき急いでいたから、お化粧をする時間がなかったのだ。

綾はもともと肌が白くて綺麗なので、お化粧をしてもしなくても、実はあまり変わらない。

ただ、昨晩はあまり眠れなかったので、疲れを隠す必要があった。

元気そうに見えれば、相手にもっと良い印象を与えられるからだ。

裕也は別の用事があるらしく、樹は綾だけを連れて行った。綾は少し緊張していた。

綾が助手席のドアを開けると、樹は後ろに一緒に座るように言った。

気まずい空気を和らげるため、綾は母が残した写真の話を切り出した。

「杉本おじさん、写真で拝見した時と同じで、今もとても素敵ですね」

樹はからからと笑った。「もう年寄りだよ」

車が一つの大きな門をくぐると、綾は樹に続いて車を降りた。すると、ラフな格好の若い男性が出迎えてくれた。

「叔父さん」

「綾さん、彼は甥の杉本颯太(すぎもと そうた)だ。こ
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