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第 248 話

作者: 江上開花
10時近くになり、佐藤院長は亜夕美がもたもたしているのを見て、彼女の意図に気づかないふりをして促した。「亜夕美ちゃん、もう行きましょうか?」

「あ、はい、行きますよ」亜夕美は我に返り、片付けた荷物を車椅子の肘掛けにかけ、佐藤院長を押して病室を出た。

隣の病室を通り過ぎる時、彼女は無意識に中を覗き込んだ。

中に誰かいるようだった。彼女が我に返った時、すでにドアを開けてしまっていた。

病室にいたのは静樹ではなく、若い夫婦だった。

二人は同時に亜夕美を見て、少し戸惑っていた。

このフロアは全てVIPルームであり、一度患者が入れば、新しい患者が割り当てられることはない。亜夕美は二人が尋ねる前に、部屋を
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コメント (1)
goodnovel comment avatar
メイメイ
実は母親だったりして?まさかね( ̄▽ ̄)
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