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第 383 話

Penulis: 江上開花
朝食後、碧唯はピアノのレッスン、静樹は会社へと、二人は同じ車に乗って出発した。

車窓は開いており、そっくりな二つの顔が、期待を込めた眼差しで彼女を見つめていた。不思議なことに、亜夕美は二人の身からなにかしらの期待を感じ取った。

何を期待されているのか測りかねていた。

亜夕美は言った。「気をつけて行ってらっしゃい」

静樹はうなずいた。「うん」

碧唯は心の中でため息をついた。

パパ、気持ちを隠しすぎだよ。やっぱり私の出番だね!

碧唯は大きな瞳をパチパチさせながら訴えた。「ママ、行ってらっしゃいのキスは?」

亜夕美は一瞬呆然とし、キス一つだけだと考え、碧唯の失望した顔を見るのは忍びない。身を乗り出し
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