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第319話

Penulis: 一燈月
悪いことを考えてはいけない。

小夜は、恐怖心から湧き上がる不吉で悪い記憶や想像を必死に振り払い、これまでに経験した美しい出来事だけを思い出そうとした。

幼い頃、大叔母の珠季と寝食を共にし、針の運びや技法を教わったこと。「遠くには広い世界があるのだから、若いうちから自分を閉じ込めてはいけない」と教えてくれたこと。

それは彼女が鳥籠を飛び立つための翼となり、心に根を下ろし、自由に枝葉を広げた。

家から逃げ出した後、高校の国語教師は彼女を匿い、帝都行きの列車に乗せてくれた。

そして帝都で飢えたり野宿したりしないようにと、こっそり鞄に十万円の生活費を忍ばせてくれた。それは彼女が初めて感じた、善意と愛の重みだった。

何物にも代えがたい、計り知れないほど深い恩だった。

芽衣と美食や楽しいことを分かち合い、夜通し語り合い、共に笑い、騒いだこと。彼女がどん底の時に支えてくれ、心に留め置き、真心で接してくれた温かい記憶。

青山との出会い、共に遊んだ日々。彼が学業を指導し、気遣ってくれた時、彼女は初めて知ったのだ。この世には、これほどまでに優しい男性がいるのだと。

彼女の将来や前途を案じ
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もちむぎ玄米
続き 圭介は、何故?こんな方法で小夜の愛を、小夜の心を得ようとしたのだろうか?! 何故?こんな方法しか… サイコパスだからなのか?! 精神異常者だからなのか?! 本当の愛を知らないからなのか?? 本当の愛情表現のやり方を知らないからなのか??…
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もちむぎ玄米
続き 7年前、本当に、ここまでやらないと小夜の心を得られなかったのだろうか?! 何故? 違う方法で小夜の心を、小夜の愛を得ようとしなかったのだろうか?! 何故?圭介は違うアプローチができなかったのだろうか?! 何故?普通に、当たり前の愛情表現ができなかったのだろうか?! 何故?小夜に対してだけ、普通にできなかったのだろうか?! 圭介の傲慢さ、高慢さ、冷酷さ、歪な程の高いプライド、歪み過ぎた性格、狂っている異常な思考のせいだろうか?! 元から圭介は精神が病んでいたのだろうか?! このやり方が、彼にとっての愛し方なのだろうか?!… この狂ったやり方こそが彼の小夜への愛情表現なのだろうか?!…
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もちむぎ玄米
なるほど…やはり圭介は狂ってる! 圭介は、小夜の身体を貪り得るだけでは納得できずに、得られない小夜の頑なな心を得る為に、小夜の心を崩壊させて彼女の心の中から青山を消しさり彼女の精神をコントロールして支配して自分を愛させる為に…7年前、圭介はここまでやったのか… しかし、犯罪でしかない精神科医の実験を使ってまでして得た小夜のはずなのに… 精神を崩壊させ、記憶も改ざんさせ、ようやくようやくコントロールできるようになり、ようやくようやく得られたはずの小夜なのに… 圭介は何故?小夜を大切にしなかったのか?何故?ずっと小夜を傷つけ痛ぶり続けたのか?…何故?! 狂ってる… 圭介は狂ってる!歪み過ぎてる!
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