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第1119話

Auteur: かおる
星は、さきほど株主たちから受け取った電話の内容を、かいつまんで仁志に説明した。話し終えるころには、もう原因はほぼ見えていた。

「……やっぱり、あの三人のお兄さんたちの仕業ね」

正道が、自分の手を汚して証拠を残すような真似はしない。だが同時に、止めるつもりもないだろう――星にはそう読めた。

彼女は机の上に積まれた買収関連の書類を見つめ、ぽつりと漏らした。

「……雅臣は、本当に先が見えてたんだわ」

仁志が言った。

「いっそ、先に謙信さんと話をつけに行ってはいかがでしょうか?謙信さんが本当に出資するお心持ちであれば、資金の心配は一切不要になります。余った分は、そのまま投資に回せばよいです」

星はうなずいた。

「元々、一番の候補は謙信だったのよ。ただ……保険は何枚か持っておきたかった。

もし本当に詐欺師だったら、丸腰すぎるでしょ?」

だが今、原株の売却は完全にストップしている。

残された道は二つしかない。一つは謙信。もう一つは、あちこちから借金をかき集めるルートだ。

雅臣も、航平も、その仲間たちも――星を騙すような真似は決してしない。

最後の砦としては、これ以上ない相
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