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第240話

Author: かおる
雅臣は驚愕と怒りに駆られていた。

星が――まさか、こんなことを言い出すとは。

彼女は机の上の消毒用ウェットティッシュを取り上げ、無表情のまま顎と手首を拭った。

「そんなに怒ること?

神谷さん、あなたも以前、同じように翔太を使って私に条件を突きつけ、脅したことがあったでしょう?」

ウェットティッシュをゴミ箱へ放り込み、にやりと笑みを浮かべて彼を見やる。

「神谷さんは立派な先生よ。

私はただ、そのやり方を学んだだけ」

脳裏をよぎるのは――清子への謝罪を最後まで拒んだ、あの頑なな表情。

その瞬間、雅臣は呼吸さえ苦しくなるような感覚に襲われた。

確かに、自分はかつて彼女をそうやって追い詰めたのだ。

星は彼の顔色を一瞥し、声を落として言う。

「親友の未来と、愛人の命。

それでも、あなたの財産ほどには重くないの?」

雅臣は眉を寄せ、低く言い放った。

「俺が財産を半分渡すことはあり得ない」

その答えに、星の胸の奥に冷笑が広がる。

雅臣が清子を庇い続けるのも、結局のところ自分の利益を脅かされないからにすぎない。

ひとたび利益が絡めば――清子とて守られはしない。

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Comments (5)
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U Tomi
カスゴミも制御できないなら、地位降りたら?頭も悪ければ耳は聞こえない目は何も捕らえてない。何処の小説もグタグタやって繰り返しですが、期待して通快爽快ザマァ願います。星さん頑張ってください
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nocccoo
うんうん 致し方ないですね、雅臣母も息子も、清子も勇も皆が脳のアクセスに不具合がありますし。不治の病ですから。
goodnovel comment avatar
美桜
歯が削れるほど(笑)想像しちゃいました。
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