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第 1218 話

Author: 水原信
州平の姿を見た瞬間、瀬崎さんはまるで救いの神でも現れたかのように駆け寄ってきた。

「葉野社長!本当に申し訳ありません……僕のせいで、お子さんまで巻き込んでしまって……子どもたちがトイレに行きたいと騒いで、あるサービスエリアで、僕たちははぐれてしまったんです……」

彼の敵は、ライバル企業の連中だった。彼らは瀬崎グループがビジネスの妨げだと恨み、こんな卑劣な手段に出たのだった。

州平の目が鋭く光った。

「どこのサービスエリアだって?」

「高州の……サービスエリアです!」

瀬崎グループが思い出すように言うと、州平はすぐさま清に向かって冷たく命じた。

「奴ら全員、幽霊山荘に送れ!」

警察ではなく、幽霊
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