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第 1219 話

Author: 水原信
瀬崎家は、州平に対してまさに感謝感激雨あられといった様子だった。

瀬崎家夫妻は今にも跪きそうな勢いで彼の前に立ち、

「葉野社長、本当に……今回はあなたがいなければ、私たちはどうなっていたか!」と頭を下げた。

「礼なんて必要ないさ」

州平はさらりと言った。

自分にとっては、ただのついででしかなかった。

もし巻き込まれたのが星月でなければ、他人の揉め事など興味もなかっただろう。

——だが、瀬崎夫妻にとっては違った。

彼らは、これをチャンスと捉えた。娘の明菜と星月の仲も良く、こうなれば何としてでもこの縁を繋げておきたい。

——そう決意したのだった。

この縁をしっかり結びつければ、瀬崎家は再び立ち直る
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