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第770話

Auteur: 浮島
蒼空【もう帰ったよ。とりあえず、しばらく会ってみようって話になってる】

文香からはすぐに返信が来た。

【気が合ったってこと?】

蒼空は少し驚いて眉を上げ、すぐに返す。

【違うよ、何言ってるの?ただ会ってみるってだけだから】

少し考えてから、蒼空はかなり慎重に付け足した。

【もし接触してみて合わなかったら、その時はそこで終わり】

文香はしばらくしてからようやく一言送ってきた。

【そう......その人、どうだった?】

蒼空はまたしても慎重に、慎重に文字を打つ。

【まあまあかな。写真とだいたい同じ感じ】

文香【見た目の話じゃなくて、全体的にどう?人柄とかは?許容範囲?】

蒼空は曖昧な言い方で返す。

【全体的には悪くないかな】

文香【帰ってきてから詳しく話しなさい】

蒼空【わかった】

蒼空は知らなかった。

彼女の言う「悪くない」は、文香の耳にはほとんどこう聞こえていたことを。

――「お母さん、私はこの人に決めたの。一生一緒にいたいくらい、すごくいい人なの!」

文香は臨戦態勢に入り、柊平を紹介してきた近所の人に連絡を取り、彼の詳しい情報をすべて聞き出そうと
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