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第43話

Auteur: 墨香
大和田教授は慌てて場を和ませるように笑った。「はは、どうやら若い人たちは顔見知りのようだね。いいことだ、若いうちにどんどん交流するといい!そろそろ休憩も終わるし、中に戻ろうか?」

一同は口々に同意し、再び会場内へと足を踏み入れた。

岳は無意識のうちに明乃へ歩み寄ろうとしたが、その一歩先で、湊がさりげなく身を寄せ、自然な動作で二人の間に立った。主張しすぎないが、はっきりとした距離を作る仕草だった。

湊はそのまま明乃の隣を歩き、わずかに顔を寄せて、二人にしか聞こえない声で囁く。「昨日、お前を不機嫌にさせたのは、あいつか?」

温かな吐息が耳元をかすめ、明乃は耳の奥がじんと熱くなるのを感じた。彼女は思わず振り返り、彼を睨んだ。

湊は気にする様子もなく、口元をわずかに歪めた。「確かに、めんどくさそうな男だな」

明乃は何も言わなかった。

なぜだろう。明乃は、湊が岳に対して、はっきりとした敵意のようなものを向けている気がしてならなかった。

二人に、そんな接点があっただろうか。

少なくとも、自分は何も聞いていない。

その一連のやり取りは、半歩後ろを歩く岳の目にも、はっきりと映ってい
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