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第6話

Penulis: 逆流する渓
その日、頸椎の検査結果はすぐに出た。

医師は結果を確認すると、ほっと大きく息を吐いた。

「幸い、頸椎には異常ありません。ただの捻挫です。数日安静にしていれば、自然に良くなりますよ」

私も張り詰めていた緊張の糸がようやく切れたように、肩の力が抜けた。

それでも首全体はまだひどくこわばっていて、飲み込むことさえつらかった。

私は携帯番号を解約した。もう誰にも、自分の人生を邪魔されたくないから。

病室へ戻る途中、救急科の医師たちが、全身血まみれの患者を乗せたベッドを廊下で急いで運んでいた。

「交通事故らしいよ。まだ若い男性だって」

「全身血だらけだ……助かるかどうか分からないな」

そんな会話が耳に入ってきた。

事故に遭った患者の手が、ベッドの端から垂れ下がっていた。

その手を見た瞬間、なぜか強い既視感に襲われた。

辰哉の手に、よく似ていた。

私は首を横に振り、必死にその考えを頭から追い払おうとした。

彼は今頃、知悠と結婚式の準備について話しているはずだ。こんなところにいるわけがない。

……

数日後、体はすっかり回復した。

私は急いで荷物をまとめ、新しい街へ向
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