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息子とはもう縁を切る
息子とはもう縁を切る
Auteur: 黒か白か

第1話

Auteur: 黒か白か
前世、いつも自己中心的だった息子は、大学に入学して間もなく彼女を作った。

彼女が家に挨拶に来たとき、その子はとても素直で可愛らしく、言葉遣いや振る舞いも申し分なかった。

夫と私は、息子がようやく大人になり、ちゃんとした家庭を築こうとしているのだと思った。

しかし、現実は私たちに容赦なく襲いかかってきた。

息子の妻は、一見するとか弱く清楚な印象だったが、実際には極度のマザコンで、ブラコンであり、さらには虚栄心が強い性格だった。まるで悪い特性がすべて重なっているような女性だった。

結婚後、彼女は私たちと一緒に住みたいと言い出した。表向きは「義理の両親の世話をしたいから」と。

ところが、その裏では息子をそそのかし、私たちが贈った新婚用の家を彼女の弟に譲らせようとしたのだ。

さらには、彼女の両親まで家に呼び寄せ、一緒に住ませようとする始末。

私が反対すると、彼女は不満を口にするようになった。

最終的に、私たちの遺産を早く手に入れたいがために、息子と嫁は私たち夫婦を旅行に行かせる名目で海外に送り出した。

しかし、そこで仕組まれた事故によって、私たちは異国の地で永遠に帰らぬ人となったのだ。

遺産が清算されると同時に、息子は嫁の家族を連れてあちこち旅行し、「できた婿」として振る舞い始めた。

私たちの束縛がなくなったことで、彼らは自由気ままに暮らし始めた。

そして今、生まれ変わった私は、目を開けるとキッチンに立っている自分に気づいた。

手には食材を持っていて、息子夫婦のために朝食を作ろうとしていたところだった。

前世では、息子夫婦の暗黙のプレッシャーに耐えきれず、彼らが一緒に住むことを許してしまった。

その結果、待ち受けていたのは、夫と私に対する終わりのない苦しみだった!

息子の高橋智則(たかはし とものり)は、大学を卒業した後、家に留まったままだった。外に出て人と交流することもなく、仕事を探そうともしなかった。

彼いわく、「自分にふさわしい立派な仕事は採用してくれないし、自分を雇おうとする仕事は名が売れていなくて、給料も安いから嫌だ」ということだった。

しかし、それは誰のせいだというのだろう?

思えば、彼が学生の頃、夫と私は何度も言葉を尽くし、理を説き、時には厳しく叱りつけた。それでも彼は耳を貸さなかった。

さらに、罰を与えた後も「俺に何ができる?」と開き直り、反抗はますますひどくなった。

最終的に、私が何とか粘り強く管理した結果、彼はようやく二流大学に入ることができた。

しかし、大学でも彼は怠け続け、卒業証書を手に入れるために多額の金を使い、コネを頼らなければならなかった。

やっと結婚までたどり着いた今、夫はプライドを捨ててあちこちに頼み込み、彼のために職を探した。

その結果、夫が恩師の教え子に依頼し、その教え子が自分の会社に推薦してくれたおかげで、彼は楽なポジションの小さなマネージャー職を得ることができた。

しかし彼は盲目的な自信を持ち、自分の能力が認められたからだと思い込んでいた。

普段から理由もなく無断欠勤することが多く、その教え子の家族も不満を抱いていた。夫はそのたびに何度も謝罪しなければならなかった。

現在、時刻は朝の6時ちょうど。智則と嫁の奈央(なお)は「朝食は7時までに食べるのが体に良い」と何度も主張し、さらに「新鮮な食材しか食べない」と強調していたため、私たち夫婦は毎日1時間以上早起きして買い物と料理の準備をしていた。

朝食が出来上がる頃になって、ようやく彼らは部屋から出てくる。

彼らが最初に引っ越してきた頃は、私への約束もあってか、しばらくは大人しい振る舞いをしていた。

しかし1週間も経たないうちに本性を現し、一日中ベッドに寝転がって何もせずに過ごすようになった。

私は無表情のまま手に持ったトマトを置き、物置に向かった。そして物を探しながら準備を始めた。

「ブーン――」

手に持った掃除機を最大のパワーでオンにし、スマホの音楽も最大音量に設定した。

最近、向かいの部屋や下の階の住人は仕事の都合で出張中だから、気にすることはない。

5分後、彼らの部屋の前を10回も往復した。

そして何かが部屋の扉に激しくぶつかる音が聞こえたとき、私は口元に微笑みを浮かべ、満足して掃除機を止めた。

うん、わざとじゃないよ……いや、ちゃんとわざとだった。

私を不愉快にさせる人には、私だって快適に過ごさせない!

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    数か月後、智則たちは私たちを見つけられないと悟り、新たな計画を思いついた。彼らはSNSで大々的に宣伝を始めた。#義母が嫁を虐待##自分で貯めたお金で買った家を義母に売られたらどうする?##義母と義父が金を持ち逃げして一家は生きる手段を失った#これらは彼らが注目を集め、流量を引き寄せるために使う目立つ手段に過ぎない。奈央は一日中ライブ配信をして、「嫁いでから義母にどれほど虐げられてきたか」を涙ながらに語り続けた。彼女の「悲惨な体験談」に同情して、私と和久を非難するコメントがネットを埋め尽くしたが、私はその様子を見て唇を歪めた。もっと騒げ。騒ぎが大きくなればなるほど、その後の反転劇が面白くなるから。熱心なネットユーザーが私たちの現住所を特定しようとしたが、私たちは合法的にビザを取得し、ネットでの交流を断っていたので、簡単には見つからなかった。一方で、奈央たちはネットを活用して金儲けのチャンスを得た。彼女はこれらを利用して事務所と契約し、広告出演の仕事まで手に入れた。彼女の動画には毎回広告が入れられ、ラーメンやソーセージなどの商品を宣伝していた。奈央のフォロワーは増え続けていたが、私は手元の証拠を見つめ、すべてを終わらせる時が来たと感じた。私はこれらの証拠を部長に送り、専門の人を通じて公開してもらった。#恩知らずな息子、感謝ゼロ、無視してくる##働かない嫁、弟ばかり助けて母親依存のマザコン##義理の親、食い散らかして吸血虫みたい#智則が受けた学校での重大な処分、家の権利証に記された私と和久の名前、智則との親子関係断絶証明書、私たちがこれまで毎月彼らに送っていた生活費の記録、そして中川家が家の中で争う様子の映像まで――。証拠の最後に、私と和久はこう書いた。【皆さん、申し訳ありません。私たちのせいで、しばらくの間、多大なご迷惑をおかけしました。インターネットは人々が友好を築くための橋であり、商売目的で利用するべきではありません。最後に、私たちが彼らをしっかりとしつけていなかったことを深くお詫び申し上げます】私たちの投稿が公開されると、瞬く間に大きな反響を呼びました。奈央の動画のコメント欄は一瞬で荒れ、状況は一変した。彼ら一家がこれまでどれだけネットの恩恵を受けてきたか、反発の嵐が降

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