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第615話

مؤلف: 結奈々
「今のところ、まだ分かりません」康平は穏やかな口調で言った。「でも今後あの人の話は、聞き流すくらいでいいですよ。本気にしすぎないでください」

慎吾も同意した。「賛成です」

慎吾までそう言うならと、柚香は迷わずうなずいた。「分かった」

「そんなにあっさり俺たちを信じるんですか?」康平は少し意外そうだった。「俺たちがあなたの儲け話を潰したくて、適当なことを言ってるとは思わないんですか?」

「あなたならあり得るかもね」しばらく一緒にいるうちに、柚香も冗談を言うようになっていた。「でも慎吾はそんなことしない」

慎吾は気分がよくなった。背筋を伸ばし、姿勢を正す。

社長の信頼を絶対に裏切らないと心に決めた。

「それはどうでしょうね」康平はのんびりハンドルを握りながら言った。「映画に出てくる黒幕のラスボスって、だいたい最初は一番無害そうで、絶対に怪しくない人だったりしません?」

柚香は否定した。「それは映画の話でしょ」

「現実のほうが映画よりドラマチックですよ」康平が言った。

すると柚香が続けた。「じゃあ、その悪役はあなたね」

康平「えっ?」

慎吾も頷いた。「社長の言う通りで
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