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第6話

Penulis: 雨嫌や
「どうしたの?何が違うっていうの?」

母さんは訳が分からず、兄さんの手を放して前に進み、中に入ろうとした。

しかし、父さんが突然手を伸ばし、母さんを制止した。

「待ってくれ」

父さんの声はとても小さく、まるで何かを驚かせてしまうのを恐れているかのようだ。

逆光になっていてその表情は読み取れなかったが、肩が微かに震えているのだけは見えた。

父さんは入り口に立ったまま、部屋の隅にある小さな体を微動だにせず見つめている。

兄さんが母さんの背中越しに顔を覗かせる。その顔色は、朝の光の中で一段と青白く見えた。

「幸人?」

兄さんは小声で呼んだ。その声には、恐る恐る期待を込めるような響きがあった。

「幸人、聞こえてる?俺はもう大丈夫だ。俺はもう、死なないんだよ」

部屋の隅で、俺の体は動かなかった。

呼吸による胸の上下すら、まったくなかった。

母さんの顔に浮かんでいた笑みが凍りついた。もう一歩前に進んでも、今度は父さんも止めなかった。

母さんは俺のそばに歩み寄ってしゃがみ込むと、「幸人?」と声をかけ、手を伸ばして俺の肩を軽く揺すった。

俺の体はぐったりとしていて、その動
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