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第167話

مؤلف: 雨の若君
清人はポケットから白いスマートフォンを取り出した。「そういえば、これ、君が工事現場で落とした携帯だよ」

それは、あの時に拘束されていた際、地面に落としてしまったものだった。素羽はそれを受け取り、「ありがとう」と小さく礼を言った。

清人とまだ数言しか交わしていないうちに、亜綺が姿を見せた。

「清人さん」

今回ばかりは亜綺も幾分はわきまえたのか、しかも自分から声をかけてきた。

「素羽、改めてよろしくね。これから私たち同僚になるんだから」

素羽は驚きに眉をわずかに上げ、思わず清人へ視線を向けた。彼の目には、どうしようもない諦めと、避けがたい事情に押し込まれている気配が滲んでいた。

どうやら彼も、そうするほかになかったようだ。

「こんにちは」

愛想よくされてしまえば、素羽も冷たく突き放すわけにはいかなかった。

亜綺は得意げに微笑む。

「明後日、清人さんが私の歓迎会を開いてくれるの。その時は忘れずに来てね」

正直、この歓迎会に素羽はあまり乗り気ではなかった。

結婚していると承知のうえでなお自分に張り合う亜綺に対し、素羽は距離を置くようにしていた。なぜ彼女がまだ自分を敵視
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