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第1759話

Penulis: 一匹の金魚
安浩は青白い顔をして、ベッドにもたれていた。先ほど、スタッフが治療をしたらしく、こめかみには新しい包帯が巻かれていた。

危険な状態は脱したものの、安浩の表情はまだ弱々しかったが、彼の沙夜を見る目は穏やかで、落ち着いていた。

ドアの開く音を聞いて、二人は同時に振り返った。

「真衣」安浩の声はかすれていたが、目覚めたばかりの時より、幾分力強く聞こえた。

真衣はベッドの傍まで歩み寄り、白湯の入った湯呑を置くと、彼の顔色を確認し、わずかに頷いた。

「気分はどうですか?どこか具合の悪いところは?」

「さっき先生が回診に来てくれたんだ。しばらく安静にしていれば良くなるそうだよ。

気分もずいぶん良くなったんだ」安浩は続けた。「まだ倦怠感は少し残っているけど、他は大したことないよ」

沙夜が傍で彼の腕を支えた。「動いちゃダメよ。先生も言ってたでしょう。四十八時間はベッドで横になっていた方がいいって。

動いて、傷に障るといけないわ」

沙夜はたしなめるように言ったが、顔には隠し切れない心配そうな表情が浮かんでいた。彼女はしきりに手を伸ばし、彼の体温を確認した。

沙夜の胸の中からは、前線
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兵頭香里
安浩が無事で良かった…安浩と沙夜の関係もいい感じに進展しそうで嬉しい。安浩も沙夜への気持ちを完全に自覚してるみたいだしそろそろ男らしく気持ちを伝えて欲しい… 安浩と沙夜、礼央と真衣はしつこいやりとりの時期が過ぎていて今は皆比較的理性的なのでストレスなくていい。 早く全てが解決して皆に平穏と幸せが訪れて欲しい。
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    安浩は青白い顔をして、ベッドにもたれていた。先ほど、スタッフが治療をしたらしく、こめかみには新しい包帯が巻かれていた。危険な状態は脱したものの、安浩の表情はまだ弱々しかったが、彼の沙夜を見る目は穏やかで、落ち着いていた。ドアの開く音を聞いて、二人は同時に振り返った。「真衣」安浩の声はかすれていたが、目覚めたばかりの時より、幾分力強く聞こえた。真衣はベッドの傍まで歩み寄り、白湯の入った湯呑を置くと、彼の顔色を確認し、わずかに頷いた。「気分はどうですか?どこか具合の悪いところは?」「さっき先生が回診に来てくれたんだ。しばらく安静にしていれば良くなるそうだよ。気分もずいぶん良くなったんだ」安浩は続けた。「まだ倦怠感は少し残っているけど、他は大したことないよ」沙夜が傍で彼の腕を支えた。「動いちゃダメよ。先生も言ってたでしょう。四十八時間はベッドで横になっていた方がいいって。動いて、傷に障るといけないわ」沙夜はたしなめるように言ったが、顔には隠し切れない心配そうな表情が浮かんでいた。彼女はしきりに手を伸ばし、彼の体温を確認した。沙夜の胸の中からは、前線での衝撃がまだ消えておらず、少しでも気を抜くと、また何か起きるかもしれないという不安に駆られた。安浩はそんな沙夜の様子を見て、わずかに口元をほころばせた。「わかったよ、君の言う通りにする。動かないように気をつけるよ」そんな二人のやり取りを見て、真衣の心は幾分和らいだ。生死の危機に遭遇し、二人は互いの気持ちを確かめ合ったのだ。今は、彼らにとって、嵐の後のささやかな慰めなのかもしれない。「そういえば」安浩が思い出したように真衣に尋ねた。「仕事の方はどうなってる?観測所から持ち帰ったサンプルデータや現地記録、それに以前の実験室での進捗は、すべて整理できたの?抜けているパラメータはなかった?」安浩は、やはり任務のことが気がかりだったのだ。何しろ、今回の重要課題は航空材料の調査と研究支援であり、前線でのサンプルの採取はその中で最も重要な任務だった。彼は、極限環境下でのデータを入手するため、ここまでの危険を冒した。そのため、その後の業務が中断したり遅延したりしていないか、彼はとても気がかりだった。「現地の担当者に進捗を催促されていない?その後の分析、データ検証、

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