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第611話

Auteur: 一匹の金魚
その時、翔太が部屋の奥から連れ出された。

その顔には、恐慌の色が浮かんでいる。

「どういうこと……パパ、僕を捨てるの?」翔太は懇願するように礼央を見つめる。「どうなったって、パパは僕のパパだよ。僕を捨てないで。僕は高瀬家の息子だ。他のどこにも行きたくない」

礼央は、翔太に視線を落とす。

「とっくに、自分で選んでたはずだろ」

翔太は、その瞬間、わっと泣き出し、目には涙が溢れている。

「違う、嫌だ!萌寧ママが言ってた、僕は高瀬家の後継者で、将来大金持ちになるって!ここから離れたくない!」

「ガキのくせに、大それた夢を見やがって」友紀の表情が一瞬で険しくなる。「長年、高瀬家が後継者として育ててあげたのに、あっという間にあの母親側につく。血の繋がりもないくせに、まだ後継者になろうと妄想するなんて。

世の中に、タダ飯なんてないのよ」

翔太は、胸が張り裂けんばかりに泣き叫ぶ。

「おばあさん……僕のこと一番好きで、一番愛してくれてたよね?こんな時に僕を捨てないで。パパもおばあさんも僕を捨てるの?

僕、頑張って勉強するから。将来は絶対に、みんなの力になるから……」

翔太は、ただ
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Commentaires (36)
goodnovel comment avatar
ささ
礼央が今さら何をしよーと、クソな態度で、嫁と娘を何年も蔑ろにし、放置し、離婚までアッサリした時点で人として夫として完全に終わりよ。前世の最悪の結末を知っている真衣からしたら、自分たちに害がなければ、本当に関わりたくない財閥と吸血一家だろう。。 2人はお兄ちゃんと幸せになっておくれ…
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まかろん
優美さん 妄想垂れ流し(笑)嬉しいです(笑) 私も垂れ流しやすくてありがたいです いまから本編に入ります なぜかこわくてなかなか読み始めれない日々(笑)
goodnovel comment avatar
ゆーい
松原弘美さま。 そうですよね。 1話は全くの別人、別人格の様に思えました。 今日のお話で千咲に冷たかった理由とかも分かるといいな~!
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