Share

第71章・廃墟と猿ぐつわ*遥花

last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-25 23:58:36
青梅街道沿いに出て、歩道を西へ進む末継さん。様々なビルや店が立ち並ぶ中、ふと足を止めたのが、出桁だしげた造りの古めかしい建物の前だ。

「なんだここ、廃墟か?」

と、悠真。末継さんは遠慮もせずにスタスタと建物の中に入っていく。

「え、ちょっと、入っていいんスか⁉」

吉田さんが止めるのもお構いなしだ。完全に不法侵入だが、私もそれに続かねばという気持ちの方が勝った。

「bearさん、菖蒲をお願い……私、見てくる」

「わかった。俺は外で待つ。何があったか、後で教えてくれ」

bearさんの腕の中で、菖蒲は「だぁ」と愛らしい声を上げた。人見知りもせず、良い子だ。

「お、俺も待とうかな……」と悠真。

「え、叔父貴、“鬼が出るか蛇が出るか……ちゃんと確かめないと”なんて言ってなかったっスか?」

「あ、まぁ……じゃあ、幸太郎、お前はbearと外で待ってろ。俺が見てくるから……」

吉田さんにツッコミを入れられ、末継さんの後を追い始める。私も「じゃあ二人とも、行ってくるわ」と言い、一番後ろに続いた。

建物の中は埃っぽい空気が充満していた。床板はミシミシと音を立てる。床が抜けるんじゃないかと気を付けていたが、先に「わっ」と言って片足を床にめり込ませたのは、悠真だった。

「ちょっと……大丈夫?」

悠真の手を取り、引っ張り上げる。

「す、すまない……」

悠真は少しだけ顔を赤らめていた。私もハッとする。助けるためとは言え、自然に手をつないでしまった。

「ちょっと。後ろ、何イチャついてるの?」

前を行く末継さんが振り返って言う。

「ち、ちがっ……これは、その……」

「あ、ああ……俺がミスったんだ……足が抜けなくて」

末継さんは「ふうん」と言い、ニヤリと笑う。若い子の前で、恥ずかしい……。

やがて、古い建物にありがちな、かなり急な階段が現れた。末続さんはまったく怖がるような様子もなく、目の前の階段を上り始める。

「遥花、ここは危ないぞ。俺が後ろで支えるから、先に行ってくれ」

その言葉に従い、私が先に上り始める。手すりをつかんで進むが、暗闇で足元が見えず、段を踏み外しそうに……。

「うわっ!」

と、不意に足をすべらせて倒れ始めた私の背中を、咄嗟に悠真の両腕が支える。階段の途中で、悠真の胸の中に抱かれるような体勢になってしまった私。

「大丈夫か、遥花?」

悠真の腕が私の手に触れた瞬間、懐かしい温か
Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci

Bab terbaru

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第83章: 妊娠と霊の影*遥花

    【2025年5月】「遥花さん、見て、私のお腹! まるでスイカみたいで笑っちゃう」初夏の陽気が心地よい季節、阿左美さんはカフェのテラス席で、大きくなったお腹を撫でながら言った。吉田さんとの間にできた子を身ごもって、もう臨月だ。私たちは週に一度、こうして会うのが習慣になっていた。蓮と菖蒲の面倒は、奥野さんや田中さんなど、長い付き合いのある大人たちが見てくれている。特に今日は、悠真と吉田さんが、2人を遊園地に連れていくらしい。蓮は自作のアプリを開発したことへの、菖蒲は撮影中のドラマの演技を監督から褒められたことへのご褒美だ。相変わらず忙しい悠真だが、「たまには俺も羽を伸ばさないとな」と、時間を作ってくれた。悠真も阿左美さんの妊娠を知ってから、私たちの友情を尊重してくれるようになった。「ところで遥花さん、聞いてよ。ユナイトコーポレーションの買収騒動、ますます深刻みたいで。うちのパパ――信孝社長も毎日頭抱えてるわ」阿左美さんはスマホをいじりながらため息をついた。いつも明るく振る舞っている阿左美さんだけど、最近の彼女の顔色は少し優れなかった。今日は特に、険しい表情をしている。「私の霊能力で、何か助けられないかなって思うんだけど……妊娠中は、どうも調子が出なくて」彼女はお腹を撫でながら苦笑いした。阿左美さんの霊感は、事件解決の鍵になったこともある。だがエネルギーを大量に使うため、母体に負担がかかるらしい。出産が近づくにつれ、ますます使えなくなっていると、前にも言っていた。「無理しちゃダメよ。赤ちゃんが大事なんだから」私は彼女の手を握った。阿左美さんはうなずきながら、でもどこか悔しそうだった。「わかってるけど……パパの会社がなくなったら、私の生活も変わっちゃうかも。悠真さんの会社も影響出るでしょ? 遥花さんだって心配よ」確かに、最近はステアリンググループの株価も低迷し始め、悠真を苦しめていた。夜遅くまで仕事部屋にこもってため息をつく姿を見ると、心が痛む。でも、私は悠真を信じている。彼なら乗り越えられるはずだ。阿左美さんはスマホを置いて、目を閉じた。「……ちょっと、試してみようかな。ユナイトの未来、霊視で覗いてみるわ」「え、でも妊娠中は危ないって……」「大丈夫、少しだけだから」彼女は深呼吸をし、手を組んで集中し始めた。数分後、額に汗が浮かび、顔色

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第82章・Switchと大豆ハンバーグ*菖蒲

    「……あ゛あ゛~! また0番に戻ってる……なにこれクソゲーじゃない!?」「ちょ……菖蒲ちゃん。あんまり"クソゲー”なんて言葉使わない方が。楽屋の外に聞こえちゃうかもしてないよ?」ドラマの撮影が終わり、Switchで『8番出口』を遊んでいた私を、マネージャーの奥野がいさめる。私、大道寺菖蒲。9歳、小学3年生。最近、オーディションで合格して芸能事務所に入り、新人気鋭の子役タレントとして売り出し中だ。「だってさぁ、このゲーム難しいんだもん! 奥野もやってごらんよ」「ゲームかぁ……サラリーマンやってた頃はよくやってたんだけどね。最近はあんまりもうやらなくなっちゃって」「ふぅん。趣味の料理のやりすぎで、腕が鈍っちゃったとか? つまんないの。奥野のざあこ」「う、うわ……どこでそんな言葉覚えてきたの? ざあこなんて言っちゃダメだよ」「ふふっ、ざあこ、ざあこ」奥野の反応が面白くてつい連呼してると、急に楽屋の扉が開いた。やばっ、偉い人に聞かれたかも? と思い、自然と背筋が伸びてしまうが――。「あ、なんだ、田中かぁ……お迎え、遅いんだけど」「す、すみませんお嬢様……道路が込んでおりまして」パパである大道寺悠真の専属ドライバー、田中だった。「じゃあ、帰るとしますかー……ちなみに田中、パパも一緒?」「いえ、悠真様はまだお仕事をされています。なんでも最近、会社の経営状況がかんばしくないとかで……」「あ、それお兄ちゃんも言ってた。なんか買収? とかされちゃいそうなんだっけ、パパの会社」「い、いや……! そんなわけないじゃないですか! 買収されそうなのは傘下のユナイトコーポレーションです」「ふうん。まぁ興味ないけど」と、車の後部座席に乗り込み、シートベルトを締める。田中の車はシトラス系の匂いがする。「……なんかこの芳香剤、キツイ。鼻にツンと刺さるような感じ」「ありゃ……良くなかったですか。すみません、昼間、車内でハンバーグ弁当を食べたもので……匂いを消そうと思ってこれにしちゃいまして」「ハンバーグ弁当!? オエッ! 私、お弁当の冷えたハンバーグ嫌い! 田中ももう齢なんだから、あんま脂っこいもの食べちゃダメよ!」「は、はぁ……お気遣いいただき、嬉しい限りで」「田中さん……今度、大豆ミートのハンバーグ作りますよ。一緒に食べましょう」奥野の提案に、田中が

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第81章・芽吹きと師匠*蓮

    物心ついたのはいつだったろうか。友達は3歳ぐらいだとか、4歳になって幼稚園に入ったころだとか言う。けれど僕の一番古い記憶は、まだ生まれて半年も経たないころのことだ。周りは薄暗い倉庫だった。赤ん坊の僕は、つばの広い帽子をかぶった謎の男に誘拐されてそこにいた。けれどそんな僕を、とあるヒーローが救ってくれたんだ。そのヒーローの名は、sophila――それが、母親である遥花に教えられた名だ。sophilaはかつて遥花のバディであり、僕と妹にとっては師匠だったという。僕の名前は蓮。蓮大道寺。9歳、今年の春で小学4年生になった。双子の妹である菖蒲と、母親の遥花と、父親の悠真と暮らしている。父親――か。悠真は確かに血の繋がりはあるようだけど、本当の父親じゃないと思っている。僕と菖蒲の本当の父親は、どこかにいるはずだ。それこそ、遥花の語るsophilaこそが僕の本当の父親ではないか。つまり、血の繋がりを超え、魂で繋がった存在ではないか、と。sophilaに抱かれていたときの温もりを、今でもはっきり思い出す。とても温かくて、それでいて柔らかくて……父親なら男性のはずだが、sophilaは性別にとらわれない、何か人智を超えるような、女性的な魅力も兼ねそろえた人物なのではないかと考えている。sophilaを思うと、胸がドキドキする。憧れか。ひょっとしたら恋にも似たような気持ちかもしれない。父親だと思いながら恋までしちゃうなんて冷静に考えれば気色悪いが、とにかく僕の中ではそういう特別な存在なのだ。「お兄ちゃん、見て見て! これが菖蒲のスペシャルポーズ!」と、リビングでポーズを取りながら菖蒲が言う。まだ学校から帰ってきたばかりで、ランドセルも床に放り投げたまま。目をキラキラさせながら、いつぞやネットで流行っていたI字バランスをキメている。芸能界に入ったばかりの妹は、そうやって毎日のように新しいポーズを練習しているのだ。「ああ、かわいいかわいい」僕は適当に返事をする。菖蒲は可愛いけど、毎回見せられると飽きる。「もー、お兄ちゃん、もっと本気で褒めてよ!」菖蒲が膨れる。「本気で褒める必要あるか? 菖蒲は可愛いのは事実だろ。それより、早くランドセルをしまって、宿題やったらどうだ。まぁ、僕はもう学校で済ませてきてるけどな」菖蒲はプクッと頰を膨らませて、僕を睨む。「お兄ち

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第80章・刑務所とカスミソウ*椿

    【2025年4月】都内勤務になったのは、つい最近のことだった。佐伯敏夫の働きかけで、ようやく松山支社から、念願叶って進出することができた。円城寺椿、もう33歳、独身。恋人なし。鏡に映る自分は、昔よりずっと疲れた顔をしている。それでもメイクはバッチリ欠かさない。ようやくあの人に会えるのだ。路線は初めて乗る武蔵野線。行先は府中刑務所――隆一様が捕らえられている場所だ。そこで私は、「内縁の妻」だと申し出て、面会することが許された。当然ながら、受刑者との面会なんて人生で初めてだ。それに隆一様と会うのも、もう9年ぶり。まずはお互いのことがわかるだろうかという不安もあった。面会室の椅子に座り、しばらく待つ。館内はBGMがかかってるわけでもなくとても静かで、時計の針がカタッと動く音すら聞こえるほどだった。やがて、刑務官に連れられて、囚人服を着た初老の男性が現れた。その姿を見て、絶句してしまう。面会室の向こうに座る彼は、もう60過ぎではあるけれど、頬はこけ、目も虚ろで、見た目は70代、80代にも見えるほど老け込んでいた。あの頃の、鋭く冷徹な眼光はどこにもない。当然ながら、トレードマークの帽子はかぶっていない。短く刈り揃えられた髪の毛は、グレーだった。「隆一様……」声を震わせた。彼は、ゆっくりと顔を上げた。その目に、わずかな光が宿る。「椿君か……9年ぶりだな」何を言えばよいのか。言おうと思っていたセリフは、先ほどの衝撃のせいですべて頭から抜けてしまった。パクパクとコイのように口を動かしながら、辛うじてこう言う。「ええ……隆一様、がいに(物凄く)、お齢を召されたようで……」隆一様は、フフフと笑って、多少、ゴホッ、ゴホッと咳き込んだ。「見た通りだ……すっかりジジイだろう」認めたくないが、彼のその手もシワだらけだ。息が詰まりそうになる。「椿君、君はとても魅力的な女性になったようだな。まるで孫みたいに思っていた可愛らしい娘が、すっかり大人の女性となって。見違えるようだ」だが、そうして私のことを褒めてもらうと、胸がキュンとする。大人の女性だなんて。例えお世辞だとしても、大好きだった人に私が重ねてきた年齢をそうポジティブに評価してもらえるのは、嬉しくてたまらない。「ずっと……隆一様を待っとったんよ」最初に言おうとしていたセリフを思い出して言うと、彼は苦笑

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第79章・亀裂と優しさ*遥花

    事件から1年が経ったのに、香澄の体はまだsophilaの人格に支配されたままだった。sophilaはいつも優しかった。菖蒲を抱き上げては「大きくなったね」と微笑み、蓮には新しいおもちゃを用意してくれた。でもその笑顔の奥に、どこか寂しさが漂っているのがわかった。相変わらずミルクやおむつの世話はしてくれるけど、自分の子に接しているというより、ベビーシッターのようにただ世話をするだけ。香澄みたいに「双子のヒーロー! 今日は何して遊ぼうか?」とか、「んー! 今日もプリキュアみたいにかわいいぞう!」とかは、もう言ってくれなくなった。ある日、sophilaが静かに言った。「遥花、悠真との再婚、考えてみない?」驚いてsophilaを見る。「どうしてそんなことを……」「香澄はもう戻らないかもしれない。だったら、遥花は幸せになるべきだと思うの。悠真は、遥花を愛してる。毎週会いにくるたび、彼の仕草や言葉からそれが読み取れる。心理学の本に書いてあった通りに」sophilaが、人並の恋愛というものについて知りたくて、最近そういう本を読み漁っているのは知っていた。でも、私との関係を守るためにそうしてくれたのではなかったのか。「そんな話、悠真は一言も……」「香澄と遥花の関係を気にして言えないだけよ。でもここは悠真と"元サヤに戻る”方が、蓮と菖蒲のためにもなるんじゃないかしら」sophilaの言葉は優しかったが、"元サヤに戻る”だなんて。きっと心理学の本に書いてあった覚えたての言葉を使いたかったのだろう。香澄なら、絶対にそんな言葉は使わなかった。人と人との関係なんて常に変化していく。"元サヤに戻る”なんてあり得ない。「sophila、あなたは私のこと、どう思ってるの? 本で勉強して、あなたの気持ちにも整理はついた?」sophilaは、少しだけ目を伏せた。「私は香澄の守護者だから。香澄が愛した人を守りたいと思う」その言葉に、半分はホッとしながら、半分は違和感を覚えた。彼女が私を必要としてくれているのは理解できたが、このモヤモヤする気持ちの正体は一体何なのか……。それから少しずつ、亀裂が生まれていった。sophilaは変わらず優しかったが、私との会話は減った。双子が寝静まった後の、夜の営みの時間も。それまではぎこちないながらも続けてくれていたが、ある夜の行為の後、

  • 百合な親友と共に双子を育てる離婚妻。元夫とのすれ違い愛には裏があった   第78章・iPhone7と徳川家康*悠真

    【2017年2月】隆一の逮捕から1年が過ぎた。「叔父貴~! おはようございますっス~!」「……って、何が"おはようございます”、だ! 20分遅刻だぞ!」そして俺のオフィスで、吉田幸太郎が秘書として働き始めてからは約3ヶ月になる。甥っ子をステアリンググループに巻き込むのは気が進まなかったし、姉の遺言にも反するようで気が咎めたが、ただこれは幸太郎自身が志願したことだった。「電車が遅れたんスよ~、LINEしたじゃないっすか」「ほう、何線が遅れたんだ? お前が使ってるのは中央線だろう。確かによく遅延も発生する路線だが、今日に限っては遅延情報なんて出ていなかったぞ」「ギクゥ! ……そ、そんな……細かい情報調べないで欲しいッス……」「だったら遅刻なんてしないことだな。俺は叔父として、お前を立派に育て上げる義務がある。何よりお前、半年後に阿左美と結婚するんじゃなかったのか?」そう言うと、だらしなかった幸太郎の表情も急にキリッとなる。「結婚、するッス! ようやく向こうのご両親にも許可が降りたんスからね……いやぁ、大手IT企業の社長令嬢と結婚ってワケっスから、さすがに大道寺家の一族だって秘密もバラさないわけにはいかなかったっスよ~。無事安定した職にも就けて、叔父貴には感謝しかないっス」急に揉み手しながらすり寄ってくる。……ったく、気持ち悪いやつだ。「あ、そう言えば叔父貴、テレビ局からオファー来てるっスよ。『ステアリンググループの御曹司、社内に潜むテロリスト逮捕から1年――当時の様子を徹底取材』って!」「……何? またかよ」その手のオファーはすでに何度か来ていた。ただ、社内からテロリスト――"隆一”を生み出してしまったことは、ステアリンググループの汚点でもある。世に出すとしても慎重にならねば。「ただ今度のテレビクルー、なんか熱心なんすよね……『悠真さんとは会ったことがあるから。"一昨年のマンションキーの借りパク事件”って言えば伝わるハズだから』、って」「"マンションキーの借りパク事件”……ゲッ、まさか例のテレビクルーか?」最悪じゃないか。俺を軽犯罪者としてネタにした連中だ。まぁ、自業自得と言えばそうだが……。「『汚名返上にもなるいい機会だからぜひ受けて欲しい』って。どうするっスか?」なるほどな、ものは言い様だ。だが、ここはあえて受ける方が良い場合

Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status