LOGIN東条 美桜(とうじょう みお)は、大学デビューを果たすも過去のトラウマから男性恐怖症を抱え、彼氏どころか恋愛をしたことがなかった。 ある日、通学途中で容姿端麗の会社員、黒崎 蓮(くろさき れん)と出会い、資料を落としてしまい困っているところを助けられる。男性のことを意識したはずがないのに、美桜は蓮のことが気になる毎日だった。 彼の名前や連絡先もわからず、もう二度と会うことすらできないと諦めかけていた時、偶然にも彼と再会し、運命の歯車が動き出すーー。 ※この作品はフィクションです。 ※イラスト提供は、ひゃどぅみ様です。イラストの無断転用・転載は禁止です。
View More「蓮さん……っ!お願い……して?蓮さんにも気持ち良くなって欲しいっ」「わかりました。痛かったら、無理しないでくださいね」 蓮さんはどこからか避妊具を取り出し、ピッと袋を破く。 そのあとは蓮さんにキスをされていたから見えなかった。「美桜、力を抜いて?」 彼の声が耳元でしたかと思った瞬間、蓮さんの身体の一部が私の身体に挿ってきた。「あ……!あっ……あ!!」 熱い、こんな感覚初めて。痛い。 グッグッと少しずつ挿ってくるはじめての感覚にどうしたらいいのかわからない。「んっ。んん!」 この感覚がわからなすぎて、涙がこぼれちゃった。「痛いですか?止めますよ」 蓮さんはそんな私の顔を見て、心配そうな顔をしている。「止めないで。蓮さん……。大好き」「俺も……。大好きです」 ゆっくりと蓮さんの腰が動く。 ギュッと私は彼の背中に掴まっていたというよりは、しがみついちゃった。「あっ。ああっ!!」 身体と身体が合わさる音がする。 蓮さんも時折「はっ……」っていう甘い吐息みたいな声を出すから、それがまた艶っぽい。 蓮さんがゆっくり動いてくれたから、痛みは少しずつなくなっていく。 変わりに、子宮の奥を突かれるたびに、声が出た。「ああっ。あっ。蓮さんっ、好きっ」「俺も。美桜の身体、すごく締め付けてきて。もう、ダメかもっ」 少しだけ苦しそうな蓮さんの顔が見えた。 あれ、どうしよう。 なんかキュンっていう気持ち良さがとまらない。 蓮さんは腰を動かしながら、キスをしてくれる。「んっ!ふっ」 舌の感触も柔らかくて気持ちが良い。 唾液がこぼれちゃう。 何も考えられない。「美桜、俺、もう……」「蓮さんっ。私もなんか身体がおかしいっ」 蓮さんの腰の動きが速くなったかと思ったその瞬間、キスしていた舌の動きも止まった。「はっ。はぁっ……」 蓮さんも息があがっている。 彼と交わることができ、また自然と涙が零れた。「蓮さんっ。好き」「俺も美桜のことが大好きです」 頭が真っ白になっちゃって、くたっと身体が動かない。 そんな中、うっすら覚えているのは、蓮さんが濡れているところを拭いてくれたり、飲み物を持ってきてくれたり、身体のことを労わってくれたことだった。 何もできない私を朝までずっと抱きしめていてくれた。 こんな幸せがずっと続けば
「ん……。ん……!!」 唇と唇が何度も合わさる。 部屋の中には、チュッ、チュッという高音のリップ音が響く。 唇が触れたかと思うと、一旦すぐ離れる。 なんだか焦らされているような気がした。 「蓮……さん。もっとして欲しいです……」 上にいる彼と目が合う。「今日は、積極的ですね」「はい」 「怖かったり、痛かったりしたら言ってくださいね?」 そう言うと彼は、私の首筋、耳たぶにキスをした。 「んっ……。あっ……」 彼の吐息もあたり、くすぐったい。 ゾクゾクする。唇の感触が気持ち良い。「はっ……」 蓮さんの手が私の上半身に伸び、服の上から優しく胸を揉まれた。「あっ……!」 恥ずかしい。思わずギュッと目をつぶる。「嫌ですか?」「嫌じゃないです。私、蓮さんにもっと触れて欲しい」 好きだからこそもっと触れて欲しい。 そう思っちゃう。「嬉しいです」 彼は、キスをしながら私の服を捲った。 私の下着が露になる。 蓮さんがそれを見て「俺のこと、考えてくれたんですか?」 下着の色を蓮さんの好きな青にしたからか、そう聞いてくれた。「はい」 私が頷くと「可愛い」 キスをされている間に、ホックを外されていた。 そして、彼の手が直接肌に触れた。 「んんっ……」 キスされながら、ゆっくりを胸を直接揉まれる。 蓮さんの手のひらの体温が直接伝わってくる。 胸のピンク色の先端を蓮さんは指で擦った。「あっ!んんん。蓮さんっ、変な声出ちゃうっ」 こういう時は、声は我慢した方がいいの? 私が手で自分の口を押さえていると、彼が私の手を優しくベッドの上においた。「美桜の声、聞かせてください」 そう耳元で囁かれ、ゾクっとした。 彼は私の上半身の洋服を脱がし、鎖骨周辺から舌で這われ、胸の先端をチュッと吸われた。「あぁっ!ん……。はぁ!」 感じたことがない気持ち良さに、声が止まらなかった。 そのまま胸の突起を口の中に含ませ、チュッと吸われたり、舌で上下に動かした。「あんっ、ああっ……」 片方の胸は吸われ、片方の胸は蓮さんの手の中にある。 優しく揉まれたり、先端を指の腹を使ってクイクイっと擦られる。「んっ!あぁっ……」 はじめての快楽に身体がぴくッと小刻みに反応しちゃう。「美桜。気持ち良いですか?」 蓮
私は自分の荷物の中から、包装されたボックスを渡した。「どうぞ」 「ありがとうございます。開けてもいいですか?」 私が頷くと、蓮さんはその場でボックスを開けてくれた。 私が蓮さんにプレゼントしたものは「ネクタイ……。嬉しいです。ありがとうございます」「ネクタイなら仕事でも使えるし、何本あってもいいかなって思って」 私が旅行に行く前、優菜と下着を買いにお店に行った時に、優菜にも付き合ってもらいながら、付き合って一カ月記念のプレゼントを探した。 蓮さんにはいつも何かしてもらってばかりだったから、私からも一カ月記念日を口実に何か渡したかった。 結局、蓮さんからもプレゼントをもらっちゃったけれど。「初めて男の人にプレゼントをするから、デザインとか色とか悩みました。でも、蓮さんが青が好きだって言っていたから青を選んだんですけど、大丈夫でしたか?」「はい。会社に行く時、着けて行きます。好きな子からのプレゼントってこんなに嬉しいんですね」 彼はずっとネクタイを見つめていた。 大人のイメージの蓮さんだけれど、それがとても可愛らしく思えた。 女の人からプレゼントとかたくさんもらっていそうなのに。 私から見てもこんなに喜んでくれるなんて、嬉しい。 二人でソファに座りながら話をしていたら、夜も更けた。「寝ましょうか?明日もありますし」「はい」 二人で寝る準備をして、ベッドへ入る。 この後、さっきの続きをするのかな。 期待と緊張でどうしていいのかわからないけれど、とりあえず横になった。 となりには、蓮さんがいる。 いつも一人で寝ているけど、今日は彼と一緒。 彼がとなりにいるときは、安心してすぐ眠ってしまったことが多かった。 けれど今日は、私なりに心の準備はできているつもり。 下着も新しく買った。 なんだかこれじゃあ、やる気満々って感じだけれど。「電気消しますね」 何事もないように、蓮さんは電気を消してくれた。 このあと、何か起こるのかな。 そんなことを考えると緊張で動けない。硬直している。 あれ、何分経ったんだろう。 蓮さんは何も言ってこないし、何もしてこない。 これはやっぱり、私が女性としての魅力が足りないから? それとも、蓮さんにいろいろと任せすぎているから? 私の考えすぎ?はじめてのお泊り
「蓮さんとこうやってお風呂に入れて、なんだか嬉しいです。最初は緊張しましたけど。蓮さん、長く入っていますが、大丈夫ですか?のぼせたりしてません?」 私のことを待っていてくれた彼は、私より遥かに長い時間入っているはずだ。お風呂の中でもたくさん話しちゃったから。大丈夫かな?「ええ。大丈夫です。そろそろあがります。美桜と綺麗な夜景を見ることができて良かったです」 その時、ふと優菜の言葉を思い出した。《一緒のベッドで寝たのに、キスだけって……。蓮さんが可哀想》 蓮さんは普通にお風呂からあがろうとしているけれど、一般的な男女の場合、このまま何もせずに終わる方が不自然なのかな。 私がいやらしいことばかり考えすぎ? 男性経験がないため、全然わからない。 そういえば、二人きりなのにここではキスもしていない。 海辺では、蓮さん、キスしてくれたのに。 もしかして、私に魅力がないから!? いや、きっと蓮さんはただ一緒に夜景を見ることが目的だったから、そういったことは考えていなかったのかな。 私に気を遣ってくれてる? いろんなことを一瞬にして考えちゃった。 私が蓮さんともっと触れたいだけかもしれない。 もっと求めてほしいって思っているから、こんなこと考えちゃうんだ。「蓮さん!」「はい?」 蓮さんはキョトンとして、どうしたんですか?と不思議そうにしている。 お風呂の中で少し移動をして、蓮さんに触れられる距離まで移動をする。 私は身体を伸ばして彼の顔を手で包み、チュッと軽くキスをした。「美桜……?」「私、蓮さんになら……されても怖くありません。それか、私って女性としての魅力が足りませんか?」 こんなストレートな質問、蓮さん困るかな。 ないですなんて、思っていても蓮さんの性格なら言えないよね。 彼の動きが止まる。「美桜と一緒に夜景を見ることが目的でしたので、ここでもし変なことをしたらマナー違反かと思っていました。でも、そんなことを考えさせてしまってすみません。答えを言うのであれば……」「きゃっ!」 彼はお風呂の中で、私を少し強引に抱きかかえた。 そして私の顎を上にあげ、キスをする。「んん……!」 優しいキスではない。 彼の舌が私の口の中に入ってくる。 舌と舌が絡まる。「はぁっ……」 吐息が漏れる。 お風呂に入っているた
黒崎さんの手、大きい。男性の手ってこんなに大きいんだ。ごつごつしてて、逞しい。好きな人と手を繋いだの、はじめてかもしれない。 近くの駐車場に駐めてあった車に乗る。なぜか後部座席に案内をされた。 黒崎さんも後部座席に一緒に座る。「もう泣いても大丈夫です。よく我慢できましたね」 頭を撫でられ、ギュッと手を握ってくれた。 どうして彼にはわかっちゃうんだろう。 こらえていた涙が抑えられなくなる。 彼がおいでというように手を広げてくれる。 甘えてしまっていいの?だけど、彼には好きな人がいるんじゃ。 私、こんなことされたら、黒崎さんのこともっと好きになっちゃう。 私が躊躇し
「二回目にあの場所で会った時、嬉しかったです。美桜ちゃんも俺のことを覚えていてくれたみたいで。目が合って、ドキッとしました。普段なら絶対聞かないはずの女の子の連絡先を自分から聞いていました。柄にもないですが、運命なんじゃないかって勝手に感じて。連絡先を交換してやり取りをする中で、変わらず美桜ちゃんは良い子だった。こんな子と付き合うことができたら、毎日が楽しいんだろうなって思いました」「そして、昨日あんなことが起こって。もう二度とあんな思いはさせたくないと思った。俺が守らなきゃって」 黒崎さんが前から私のことを知っていたなんて、思わなかった。 本当は私たち、前から会ってたんだ。
「私、この後、昨日のことを警察に相談に行きます。黒崎さんと約束しました。逃げないできちんと話をします。もしかしたら他にも嫌な思いをしている人がいるかもしれないから」 川口さん《あの人》を許せない。 もしかしたら、私と同じような目に合っている人もいるかもしれない。 昨日のことを鮮明に思い出して伝えるのは、恐い。フラッシュバックして、泣いてしまうかもしれない。でも、黒崎さんに支えてもらって、このままじゃいけないよね。「わかりました」 私の気持ちを考えてくれたのか、黒崎さんは何も言わなかった。肯定も否定もしない。 ただ「俺が送って行きますね。美桜ちゃんが警察で話が終わるまで、近く
「……」 黒崎さんは何も言わず、しっかりと目線を合わせ、私の言葉を聞いてくれている。「でも、付き合いたいとかそんなことは思いません。私は黒崎さんが幸せで笑って……」 あれ、どうしてだろう。どうして泣いているの。 最近泣いてばかりだ。私ってこんなに弱かったっけ? 振られてもいいのに。「私、はじめて恋愛をしました。恋愛ってこんなに自分を変えてくれるんだなって。教えてくれてありがとうございました。黒崎さんが想っている子と幸せになってくださいね」 ニコッと笑って見せる。泣いているから、作り笑顔だってばれちゃうよね。 その瞬間、黒崎さんが私を引き寄せ、今までで一番強く抱きし