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第1263話

Auteur: 栄子
もし哲也が寸前で止めてくれなかったら、今ごろ二人はもう......

ううん、これ以上考えちゃダメ。

優希は手で、熱くなった自分の頬をぱんぱんと叩いた。

今までこんなこと考えたこともなかったのに。付き合い始めた途端、こんなにいやらしいことばかり考えるようになっちゃうなんて、だめだめ、もっとおしとやかにしなくちゃ。

でも、哲也のお腹は綺麗に割れてて、まるで彫刻みたいだった。

それでいて、鍛えすぎな感じがし、そう思うと彼女は、前に、そういう話が好きな友達の佐野梓(さの あずさ)が、男の人の腹筋について熱心に語ってくれたことがあるのを思い出したのだ。

写真で見たけど、哲也みたいなのは理想的な腹筋なんだって。プロテインをがぶ飲みして毎日ジムに通って、無理やり作ったのとは違うらしい。

あんなに綺麗な腹筋、触ったらどんな感じなんだろう......

優希がそんなことを考えていると、突然スマホが震えた。

画面を見ると、ちょうど梓からの電話だった。

優希は起き上がって通話ボタンを押した。「優希、大学受験の結果が出たよ!願いが叶って、念願の東都大学に合格したのよ!」

優希は笑った。「梓
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