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第39話

Author: 栄子
2時間後、輝は点滴が終ったようで、すっかり元気になった。

医師は入院を勧めたが、輝はそれを断った。

最終的に医師は薬を処方し、数日間は消化の良いものを食べるようにと指示した。

誠也は綾に電話をかけたが、彼女はちょうど薬を取りに言っている時だったので、3回もかかってきていたのに、綾は電話に出ることができなかった。

そこで、誠也はメッセージを送った。

【悠人が、会いたがっている】

綾はメッセージを見て少し迷った後、電話をかけ直した。

すぐに電話が繋がり、子供らしい明るい声が聞こえてきた。「母さん!」

「悠人、いい子にしてた?」綾は優しい声で尋ねた。

「いい子にしてたよ。でも、母さんはずっと電話してくれなかったじゃん!」悠人は不満そうに言った。「出張中でも、電話とかテレビ通話とか、してくれるって言ってたのに!」

「ごめんね、悠人。母さんはここ数日、本当に忙しかったの」

「もう!」悠人は拗ねたように言った。「母さんは前はそんなことなかったのに!どんなに忙しくても、僕のこと忘れたりしなかった!もしかして、前はよりも、僕のことを好きじゃなくなったの?」

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