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第10話

Author: ちょうどいい
雅は結局出ていけなかった。すぐに深い眠りに落ちた。

鳴が彼女の水に睡眠薬を入れていたのだ。

それからマンションの防犯カメラの映像を確認した。

画面の中に、スーツケースを引きずって私の服を着た雅がいた。

私の服に着替えれば誰も気づかないと思ったのだろうが、鳴が私と彼女のどちらをどれだけ知っているか、忘れていた。

最も恐ろしい推測が、現実になりつつあった。

鳴はカメラの前で低く笑い出して、笑いがだんだん大きくなり、最後には泣きながら笑っていた。

「俺はこんなに馬鹿だったのか……自分の手で殺人犯を連れ帰って……」

そう言いながら、自分の頬を何度も叩いた。

「俺は本当に最低だ!」

冷たい目で見ながら、心の中で思った。

本当に、そうよ。

鳴は映像をコピーして家に戻り、夜が明けるまで雅を見張り続けた。

朝、署からDNA照合の結果が届いた。

そこには明確に記されていた。死者・白川真白、父・白川鳴、母・白川初音。

その照合報告を見て、鳴は泣きながら笑い、もう精神が崩壊寸前だった。

雅が目を開けた瞬間、殺意を帯びた鳴の目とぶつかって、短い悲鳴を上げた。

そして自分の手足
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