Share

第5話

Author: みずのは
朔が後ろめたそうに言い訳する声が聞こえた。

「ひより、勘違いするなよ。お前は海が苦手だから言わなかっただけで、仲間外れにするつもりじゃなかったんだ。

どうせ俺たちは東央大で一緒なんだし、冬休みになったら、お前が行きたいところへどこでも付き合う。汐里抜きでもいいから」

顔を上げて朔を見た。

その目は、これからも3人でいられると信じ切っているように輝いていた。

喉元まで出かかっていた言葉を、もうのみ込めなかった。

「朔、私、東央大には――」

「朔、今日撮ったプリクラ、見てない?守衛さんに見せたとき、落としたのかな……」

汐里の声が、私の言葉を遮った。

バッグからプリクラを出すより先に、汐里は朔の腕を引いて立ち去った。

しばらくして、朔からLINEが届いた。

【プリクラは、お前を待ってる間に汐里が撮ろうと言いだしただけだ。今度、二人で撮ろう】

【もう遅いからタクシーを呼んでおいた。配車情報を送る。乗ったら連絡しろ】

迷った末、私はプリクラをクラス委員に預け、朔へ渡してほしいと頼んだ。

そして、朔のアカウントをブロックした。

帰りのタクシーの中で、最初に登る山へ向かう切符を取った。

高1のころ、朔と約束したことがある。

二人とも志望大学に合格できたら、大学入学までの春休みを使って5つの名峰を巡ろう、と。

朔は忘れていたが、私は覚えていた。

彼が果たさないなら、一人で約束の場所へ行けばいい。

そう決めて、これで吹っ切れたつもりだった。

けれど荷造りの途中、朔にもらったウサギのチャームを見つけると、涙が止まらなくなった。

それは小学校に入学した年、朔がくれたものだった。

あの春、両家で海へ出かけた。

波を追いかけていた朔が海に落ちたとき、近くに大人はいなかった。

私は朔を助けようとして溺れ、3日間も意識が戻らなかった。

一命は取り留めたものの、医師からは、心身の発達がほかの子より少し遅れる可能性があると言われた。

当時の私たちには、その「少し遅れる」という言葉の意味が分からなかった。

歩くのが遅くなるだけだと思っていた。

幼い朔は私の手を握り、こう言った。

「ひより、怖がらなくていいよ。ひよりが遅いなら、俺が待つから」

朔は実際、それから高校1年になるまで、ずっと私を待ってくれた。

高校の入学式の日、私は初めて朔より先に学校へ着いた。

ところが朔は、予定より5分遅れて現れた。

朔は、汐里と同じタクシーから降りてきた。

途中でバスに乗り遅れた汐里を見かけ、同じ高校だからタクシーに同乗させただけだと、朔は説明した。

それ以来、朔が私を待つことはなくなった。

代わりに、私が必死で追いかけるようになった。

海で溺れたことがあるのに、朔は今も海が好きだった。

だから私も、恐怖を押し殺して泳ぎを習った。

けれど溺れかけたとき、朔は汐里と先に帰ってしまった。

あの日から、もう朔を追いかけるのはやめようと決めていた。

一睡もできないまま朝を迎えた。

家を出ると、玄関の前に朔が立っていた。

目の縁を赤くし、責めるような、それでいて寂しそうな声で言った。

「ひより、俺をブロックしただろ。昨日、お前の分も南島行きのチケットを取ったんだ。海は怖くても、南島にはほかにも楽しめる場所があると思って」

私は少し驚いたが、困ったように笑って、自分のチケットの画面を見せた。

朔の顔がこわばった。

かつて交わした約束を思い出したのだろう。

長いこと迷ったあと、朔は覚悟を決めたように唇をかんだ。

「俺も一緒に行く。ブロックを解除して、駅で待ってろ」

私の返事も聞かず、慌ただしく走り去っていった。

その表情があまりにも真剣だったから、私はまた朔を信じてしまった。

ブロックを解除し、改札の前で1時間半待った。

けれど目にしたのは、汐里がSNSに投稿した写真だった。

朔と汐里が並んで、南島行きの飛行機に乗り込んでいた。

私の中に残っていた朔への最後の未練が、その瞬間、きれいに消えた。

私は改札を抜けた。

これからは、私は私の山を登り、朔は朔の海を見ればいい。

それぞれの道を行けばいい。

Continue to read this book for free
Scan code to download App

Latest chapter

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第12話

    言葉を遮られた朔は、傷ついた顔をした。「ひより、どうして南陵大なんだよ。俺たち、一緒に東央大へ行くって約束しただろ?どうして何も言ってくれなかったんだ?」長年の情は、そう簡単には消えない。もう朔を好きではないのに、そんな姿を見ると、ため息がこぼれた。「朔。私が東央大を目指していたのは、朔が行きたがっていたからだよ。私が本当に行きたかったのは、ずっと南陵大だった。東央大を選ばなかったのは、もう朔のあとを追いたくなかったから。疲れたの。進学先を決めた日に伝えようとしたけど、朔は聞いてくれなかった。そのあとは、もう言う必要もないと思った。山へ行く約束を破られて腹が立っていたから、黙っていたかった気持ちも少しはあるよ。でも、これでおあいこ。明日は入学式なんだから、早く東央へ戻って」話せば話すほど、朔の顔から血の気が引いていった。私が話し終えたころには、今にも崩れ落ちそうだった。「どうしてだよ。俺は汐里とは何でもない……好きなのは、ひよりなんだ」私は目を見開いた。過去の出来事が、次々と脳裏をよぎる。朔は、私を好きだったのだろうか。初めのころは、私もそう思っていた。私に近づく男子を追い払い、ほかの女子からもらったラブレターを破り捨てたからだ。けれど、いつからか信じられなくなった。「俺が汐里と親しくしていたのは、お前を嫉妬させたかったからで……」一瞬、言葉を失った。あまりにも馬鹿げていて、乾いた笑いが漏れた。「朔は子どもなの?好きな子ほどいじめたくなる、なんて言い訳が通じると思ってる?私が好きなら、どうしてまっすぐ言わなかったの?どうして、あんなやり方で……」言いかけて、首を振った。「でも、もうどうでもいい」その言葉を口にした途端、これまでの悲しみも恨みも、胸の中で静かにほどけていくようだった。「ひより、もう一度だけ、機会をくれないか?俺も浪人して、来年は南陵大を受ける。二度とあんなことはしないから……」「無理だよ」入学式を控え、正門前を行き交う人は増える一方だった。入学早々、噂の的にはなりたくない。私は朔をまっすぐ見た。「私を嫉妬させるために汐里を利用しようと決めた時点で、朔にはもう機会なんてなかった。人を傷つけて愛情を確かめるなんて、気持ち悪いよ」それだけ告

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第11話

    出発の日、東央の新居へ大半の荷物を先に送っていた朔は、いつもより早く実家を出た。遠回りをしてひよりの家へ寄り、一緒に大学へ向かうつもりだった。けれど、玄関から出てきたのは、ひよりの母だった。朔を見ると、ひよりの母は、昨日置いていったスーツケースを急いで差し出した。「朔くん、ちょうどよかった。これ、ひよりから」朔は全身から血の気が引くのを感じ、呆然と立ち尽くした。ひよりの母は、この3年間に二人の間で何があったかを知っていた。とはいえ、相手は自分の娘と同じ年の子だ。まして、これほど傷ついた顔を見れば、責める気にはなれなかった。ため息をつき、静かに言った。「ひよりが選んだのは、南陵大学なの。私たち夫婦と朔くんのご両親は昔から親しいし、あなたたちも一緒に育ってきたでしょう。こんなことになるなんて、誰も思っていなかった。でも、もう決まったことよ。これからは、それぞれ自分の道を歩きなさい」耳鳴りがした。朔は差し出されたスーツケースを受け取らず、自分の荷物までその場に残して走りだした。南陵大学へ行って、ひよりを連れ戻さなければならない。……南陵空港に着くと、琴葉と律希が到着ロビーの外で待っていた。私が何か言うより先に、二人はほとんど同時に口を開いた。「私たちも今来たところ。ひより、ちょうどいい時間だったよ」律希が何も言わずに私のスーツケースを受け取り、琴葉が手を握った。「お兄ちゃんが新入生サポートのスタッフをしてるから、大学行きのバス、前の席を取っておいてもらったの」律希の背中を見つめていると、胸の奥が温かくなった。大学へ向かうバスでは、律希が私と琴葉の後ろに座った。しばらく走ったころ、後ろから水のペットボトルが差し出された。驚いて振り返った。「琴葉の話し相手は疲れるだろ。水を飲んで、少し休め」琴葉はすぐに振り向き、律希と言い合いを始めた。おかげで、私は少し目を閉じて休めた。ところが、スマホが何度も鳴り始めた。スマホを見ると、画面は朔からのメッセージで埋め尽くされていた。【ひより、南陵大にしたなら、どうして俺に言わなかった?】【まだ俺に怒ってるんだろ?】【山へ一緒に行く約束を破ったのは悪かった。でも汐里に、南島へ行くのは亡くなった母との約束だから一緒に来

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第10話

    最初のうちは、狙いどおりだった。朔が汐里と同じタクシーで校門へ着いた途端、ひよりの笑顔はほんのわずかに曇った。ほかの人には分からなくても、朔にはひよりが不機嫌になったと分かった。幼いころから一緒にいる朔には、ひよりのわずかな変化も手に取るように分かった。落ち込むひよりを見てうれしくなる一方で、胸も痛んだ。だからその日、汐里に連絡先を聞かれても、すぐには教えなかった。代わりに、ひよりへ尋ねた。「なあ、ひより。俺たち、ずっと一緒に育った幼なじみだろ。ほかの女子に連絡先を教えてって言われたんだけど、教えてもいいと思う?」ひよりの顔が真っ赤になるのを見て、朔は内心、してやったりと思った。「好きにすれば!」けれど、期待していた「教えないで」は返ってこなかった。頬を膨らませ、そのまま行ってしまった。朔は一瞬戸惑ったが、ひよりは恥ずかしがり屋だから、まだ刺激が足りないのだと思った。そこで汐里と連絡先を交換した。偶然にも、汐里は二人と同じクラスだった。それから3年間、朔は汐里を、ひよりのヤキモチを誘うための当て馬にした。狙いどおり、ひよりが寂しげな顔や傷ついた顔を見せることは増えた。朔はそれを、自分を想っている証拠だと受け取った。ひよりが朔を大切に思っていたこと自体は、間違いではない。けれど、どれほど大切な相手でも、傷つけられ続ければ心は疲れ、やがて手放すことを覚える。朔はあまりにも自信過剰だった。ひよりの顔から悲しみが少しずつ消えていることにさえ、気づかなかった。卒業祝いで告白をはやし立てられたとき、朔が真っ先にひよりを見たのは、その反応を確かめたかったからだ。朔が想いを告げたかった相手は、初めからひよりだけだった。けれど、ひよりは気にしないと言った。恥ずかしさと恐怖が、同時に胸へ押し寄せた。朔は腹を立てたふりでごまかした。だが今、ひよりと一緒に山へ行かなければ、二度と機会は巡ってこないような気がした。ところが荷物を引いて家を出ると、目を赤くした汐里が玄関の前に立っていた。「朔、この3年間、どこへ行くにも3人だったよね。今回だけは、私と一緒に行ってくれないの?南島へ行くのは、亡くなった母との約束なの。知ってるでしょう?」朔は苛立たしげに眉を寄せ、断ろうとした。そ

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第9話

    私のどの言葉が気に障ったのか、朔は顔を真っ赤にして立ち上がった。「ずいぶん分かってるじゃないか!」そう吐き捨て、ドアを乱暴に閉めて出ていった。残されたのは、お土産の詰まったスーツケースだけだった。中にまだ少し隙間があるのを見て、私は考えた。これまで朔からもらったものを全部集め、どこへ行くにも連れていったウサギのチャームも一緒に詰め込んだ。スーツケースはいっぱいになり、ふたを閉めるのに苦労するほどだった。母には、明日、朔から連絡が来てから彼の家へ届けてほしいと念を押した。それから、とっくに用意を済ませていた自分の荷物を持って家を出た。南陵へ向かう飛行機に乗った。今回も、空港に着いたのは搭乗手続きの締切ぎりぎりだった。けれど、急げと責める人はもういない。律希から届いたのは、こんなメッセージだった。【焦らなくていいから、気をつけて来い。乗り遅れたって次があるし、大学は逃げない。それに、琴葉はまだ起きてない】画面を見つめているうちに、自然と頬が緩んだ。スマホの電源を切る前に返信した。【南陵大で会おうね】……ひよりが5つの名峰を巡ると知った瞬間、朔は高校1年のころに二人で交わした約束を思い出した。ひよりの足元に置かれた荷物を見ていると、前日の卒業祝いで、皆に汐里へ告白しろとはやし立てられても、ひよりがまるで気にしていなかったことが脳裏をよぎった。急に不安になった。「俺も一緒に山へ行く。駅で待ってろ」そう告げると、朔は家へ戻り、慌てて荷物を詰め直した。汐里には電話で、一人で南島へ行くように伝えた。彼女が怒ろうが、朔にはどうでもよかった。汐里が自分に好意を抱いていることは、ずっと前から知っていた。それでもそばに置いていたのは、朔も汐里を好きだったからではない。ひよりの気持ちに、どうしても確信が持てなかったからだ。幼いひよりを診た医師が言ったように、彼女の心身の成長は、確かにほかの子より少しゆっくりだった。朔が、ひよりに近づく男子へ嫉妬するようになったころも、ひよりは子どものころと変わらなかった。何をするにもゆっくりで、いつも穏やかに笑っていた。ほかの女子から、朔にラブレターを渡してほしいと頼まれれば、何の疑いもなく引き受けてしまう。淡い桃色の封筒を見たと

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第8話

    顔が一気に熱くなった。ちょうど改札の案内放送が流れたため、小さく返事をして、その場から逃げるように駆けだした。背後ではすぐに、琴葉が律希をたたく音と、兄妹の言い合う声が聞こえた。家へ戻った時点で、入学式まであと1週間だった。必要なものを買いそろえ、東央へ進学する友人たちとも、何度か食事をした。私が一人で南陵大学を選んだと聞くと、皆は初めこそ信じられない顔をしたが、やがて大きくうなずいた。「ひより、私も朔たちとは離れたほうがいいと思う」「朔は誰にでもいい顔をするし、汐里は人を振り回す。あの二人と一緒にいたら、ひよりが消耗するだけだよ」二人に否定され続け、自分には何の取り柄もないと思い込んでいたころを思い出す。私は笑ってグラスを上げた。「うん。これからは、きっとよくなるよ」友人たちに別れを告げ、あっという間に出発前日になった。荷物の最終確認をしていると、インターホンが鳴った。玄関を開けると、思いがけない人が立っていた。「ひより、お土産をたくさん買ってきたぞ!」私が返事をする間もなく、朔は大きなスーツケースを引いて家へ入ってきた。ふたを開けると、貝殻の風鈴やバッグ、ブレスレット、小さなアクセサリー、土地の名産品が次々と現れた。「ほら、全部お前に買ってきたんだ。わざわざ今日に間に合うように帰ってきたのも、お前が東央へ持っていきたいものを選べるようにするためだぞ」朔はそう言って笑った。ひと夏会わないうちに、肌は少し焼け、体も少し細くなっていた。ずいぶん変わったように見えた。けれど、次の言葉を聞いた途端、何ひとつ変わっていないと思った。「早く選べよ。お前は荷造りだって遅いんだから、さっさと決めて準備しないと、明日も俺と汐里を待たせるぞ。どうせ切符も取ってないんだろ。俺が取っておいたから安心しろ。ただ、買うのが遅くなって、並びの席が取れなかったんだ。俺と汐里は隣で、お前だけ後ろの席になる」私が黙って見つめていると、朔は眉を寄せ、からかうように笑った。「どうしても俺の隣がいいなら、代わってやってもいい。その代わり、ひとつ言うことを――」「朔」彼の言葉を遮った。私は南陵大学へ行く。そう告げようとして、朔に長いこと待たされた日のことを思い出した。私も初めて、少しだけ意

  • 置き去りにされた私が、君を置いていくまで   第7話

    琴葉と律希が一緒に来てくれたおかげで、残る4つの山を巡る旅は、心から楽しいものになった。二人は約束どおり、旅の間、一度も私を急かさなかった。山を登っていて、私が疲れを感じ始めたころには、二人のほうから声を上げた。「もう無理。ちょっと休もう!」店で私がなかなか料理を選べなくても、二人は先に決めたりしなかった。メニューと口コミをじっくり見比べ、最後は3人で相談して決めた。私の手に湿疹が出ていると気づいても、二人は何も言わなかった。ただ、その時期だけは、刺激の強いものや魚介料理を一度も注文しなかった。二人があまりにもさりげなく気遣ってくれたから、SNSで朔と汐里の写真を見かけても、寂しいとは思わなくなった。汐里が以前と同じように、私へ見せつけるようなメッセージを送ってきても、そのまま読み流せた。朔がときどき、私の好きそうな小物の写真に、こんな言葉を添えて投稿しても、心は少しも揺れなかった。【ある人へのお土産、またひとつ追加】旅が終わり、それぞれの家へ帰る日だけは、別れがつらくて目が潤んだ。「琴葉、大学が始まっても絶対に連絡してね」私は何度も念を押しながら、琴葉の手を握った。琴葉も涙を浮かべ、名残惜しそうに抱きついてきた。「もちろん。ひよりも、私のこと忘れないでね。メッセージしたら、絶対に返してよ。お兄ちゃんからのは、無視していいから」琴葉は律希をにらむと、私の耳元で声を潜めた。「あの人、ひよりに下心があると思う。私たち、これから大学生になるんだよ。素敵な人にたくさん会えるんだから、あんな人にさらわれちゃ駄目」思わず笑ってしまった。そのせいで、律希に別れの挨拶をするときは、妙に意識して言葉がぎこちなくなった。私の戸惑いに気づいた律希は、何も言わず、私の手のひらに絆創膏を載せた。「さっき、また脚を擦っただろ。貼っておいたほうがいい」驚いて、自分の脚を見る。以前の傷痕のそばに、ごく小さな切り傷ができていた。自分でも痛みに気づかなかったほどの傷を、律希は見つけ、絆創膏まで買ってくれていた。「ありがとう」どうにか礼を言ったものの、耳は熱くなる一方だった。律希は楽しそうに片眉を上げた。「じゃあ、大学でな。後輩ちゃん。琴葉にだけ返事をして、俺のメッセージは無視するなんてこ

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status