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第219話

Auteur: ドドポ
千雪と澪は恋敵だ。本来なら、自分はずっと千雪の陣営にいたはずであり、澪と友達になるのはおかしな話だ。

「医者は、夏目さんには安静が必要だと言っている。篠原社長、特に用がないならお引き取りを」

ピーターは洵のことが気に入らなかった。

特に、洵がいると澪が常に居心地悪そうにしているのが我慢ならなかった。

「俺は澪の夫だ。俺がお前を追い出していないのに、お前が俺を追い出すのか?」

洵はポケットに手を入れたまま、冷ややかにピーターを見た。

ピーターも負けじと言い返した。

「もうすぐ離婚するんだろう」

洵の顔色は変わらなかったが、その瞳の奥には嵐が巻き起こっていた。

自分と澪が離婚することを、まるで世界中が知っているかのようだった。

「『もうすぐ離婚する』とは、『まだ離婚していない』ということだ。そんな理屈も、俺がピーター専務に教えてやらなければならないか?」

「よくも『まだ離婚してない』なんて言えたわね!」

傍らで聞いていた蘭が、ついに堪忍袋の緒を切らした。

「自分の妻が車に撥ねられてICUに入ってるのに、一度も顔を出さない夫がどこにいるのよ!

澪が入院して何日経つ
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