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第1080話

風羽
「雪哉さん」

九条美緒は顔を枕に深くうずめた。

かすれた声で、女らしい色気を漂わせながら、彼女は言った。「ちょっと待って......

雪哉さん、待って!」

相沢雪哉は彼女の言葉に耳を貸さず、さらに深く顔を埋めた。

九条美緒は思わずシーツを握りしめ、枕の上で頭を激しく揺すった。かすかな喘ぎ声が漏れ、それは拒絶とも、受け入れともとれる、なんとも曖昧なものだった。

相沢雪哉は彼女の指を絡め取り、再び唇を重ねた。そして、柔らかな唇に言葉を押し付けるように言った。「美緒、好きだ!ずっと前から好きだった。大学で初めて会った時から、ずっと好きだったんだ。だから、ちっとも早くない。あなたがどれだけ無防備な姿で俺の前にいたか、どれだけ思いつめてきたか、あなたには分からないだろう。あなたが他の誰かを想っていようと、関係ない。

美緒、決して早くない。

8年間、ずっと好きだった」

......

九条美緒は呆然と彼を見つめた。

8年......

つまり、相沢雪哉との結婚は、やむを得ずではなく、ただ彼女と結婚したかったからであり、さらに、九条津帆とのことは、ずっと知っていたが、あえて触れず
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