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第1049話

作者: 小春日和
真奈が大股で佐藤茂の書斎を出て行くのを見て、幸江は慌てて両手の親指を立てながら追いかけて言った。「真奈!あなた勇気ありすぎよ!尊敬しちゃうよ!」

幸江はこの海城で長く過ごしてきたが、佐藤茂の面前でそんなことを言う人を見たことがなかった。

真奈はまさに古今無双だ……

たちまち、幸江は真奈を見る目に尊敬の念が加わった。

「ねえ……佐藤茂が私に仕返ししてくると思う?」と真奈が言った。

さっき書斎であんなことを言ったとき、真奈は実は足がすくんでいた。

佐藤茂は黒澤でさえ抑えきれない強者だ。その面前で大言壮語できたのは、佐藤茂の度量が広いおかげだ。もし器の小さい人だったら、どうなっていたか分からない。

「うーん……わからないわ。とにかく、私の記憶では、以前佐藤さんに無礼を働いた人は、もう海城でやっていけなくなったのよ」と幸江は言い、つい付け加えた。「もちろん、その人の言ったことはあなたほど生意気じゃなかったから、あなたの末路は……私にも想像できないわ」

それを聞いて、真奈は突然白旗を上げたくなった。「美琴さん……今から謝りに行っても間に合う?」

「……もう少し誠意を見せれば、も
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