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第582話

Author: 小春日和
立花はすぐさま女の顔にかけられた仮面を剥ぎ取った。現れたのは、まったく見覚えのない顔だった。

声も違えば、顔も一致しない。

朝霧は顔を真っ赤にして、立花のシャツの襟をつかもうと手を伸ばす。

立花の目が細く鋭くなり、次の瞬間、低く荒々しい声が響いた。「失せろ!」

その声に、扉の外にいた森田が慌てて中に駆け込んできた。ベッドに横たわる朝霧は、すでに薬の影響を受けて意識が朦朧としており、何が起きたのかもわかっていない様子だった。

「立花総裁……これは……」

立花は顔を険しくしかめ、怒りを露わにした。「その目をかっ開いてよく見ろ!お前が連れてきたのは誰だ?」

森田は動揺した。彼は真奈の顔を見たことがなかったのだ。だからこそ、今ベッドにいる女が本当に立花が求めていた人物かどうか判断がつかない。

「わ、私が直接確認したんです。間違いようがないはずなんですが……」

森田は改めて朝霧の顔をじっくりと見た。すぐに気づく。彼女はさっき真奈と一緒に酒を飲んでいた女だ。森田の顔色がさっと変わった。「立花総裁!あの女にしてやられました!」

彼は、朝霧に酒を渡すよう命じ、その見返りに多額の報酬
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Comments (1)
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良香
朝霧〜、終わったな。身バレしてるもんな。 まあ、自業自得だよ。真奈ちゃん貶める手先になってんだから。ムービーとか撮れてたら良かったけど、危ないもんな。いつか叩き潰せると良いね。
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