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第624話

Author: 小春日和
カメラマンは転げるようにしてその場を逃げ出し、木の陰に残されたのは真奈と冬城の二人だけだった。

冬城が立ち上がり、カメラマンを追おうとした瞬間、真奈はその手をぐっと押さえた。「行かないで。あの殺し屋たちのターゲットは彼じゃない。私たちと一緒にいたら、かえって危険よ」

冬城は眉を深くひそめて詰め寄るように言った。「一体どういうことだ?お前は何か隠してるのか?」

「今は説明している暇はない。ついてきて!」

真奈は冬城の腕を引っ張り、密林の奥へと足を踏み入れた。

相手は確実にこちらに気づいている。いまは、とにかく身を隠せる場所を見つけることが最優先だった。

「いいから、何があったんだ!?」

冬城の声が背後から響く。

でも――真奈自身も、心の中でそう問いかけていた。

……一体、何が起きているの?

彼女にも、今この瞬間、相手の正体がまったくわからなかった。

出雲の手下か、それとも立花の手下か?

あるいは……浅井と冬城おばあさんが差し向けた者か?

真奈の思考は混乱していた。だが、あの銃を手にした姿からして、相手は明らかに裏の世界の人間だ。最もあり得るのは――出雲か立花。

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Mga Comments (1)
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良香
どちらを狙っているにしろ、命の危機にはかわりない。番組的には中止して警察を呼ぶなり措置をしないと死人が出たら賠償なんてもんじゃ済まないよね。逃げたカメラマンが運営と警察に連絡してることを願うわ。
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