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第967話

작가: 小春日和
冬城の言葉で、立花が続けようとしていた言葉は完全に塞がれた。

傍らの馬場が眉をひそめて口を開く。「冬城社長は、福本陽子と白井が親しいことをご存じだったはずです。軽々しく婚約などすれば、福本家が必ず乗り込んでくるのに、なぜ事前に一言もなかったのですか?」

冬城は落ち着いた声で答えた。「冬城家は福本家とも白井家とも縁が薄く、福本陽子と白井が親しいことなど知るはずもない。もし知っていたなら、立花社長に白井との婚約を勧めたりはしなかった」

「ではさっきの発言は明らかに……」

「ネットで見ただけだ」

冬城はスマホを取り出し、立花・福本陽子・白井の三角関係をまとめた記事を見せた。

そしてわざとからかうように言った。「立花社長の恋愛遍歴、ずいぶん華やかなんだね」

馬場がなおも言い募ろうとしたが、立花は顔を険しくして遮った。「もういい!」

どうせここまで事がこじれた以上、責任の所在を追及したところで無意味だった。

立花は深く息を吐き、低く言った。「車に乗って帰るぞ」

そう言って歩を進め、車に乗り込もうとした。

その様子を見て、

冬城は眉をひそめる。「立花社長、それ……俺の車だよ
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