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第452話

Penulis: ミス・シャドー
大翔はUターンし、アングルのビルの前まで車を走らせた。

車を降りる前、俊則は風歌の額にキスをした。

「夜、急いで帰るな。俺が迎えに来る。一緒に食事に行こう」

風歌は素直に頷き、ドアを開けて車を降りた。だが、少し進んでは振り返り、彼に手を振る。

その笑顔は格別に甘かった。

俊則は車の窓を開け、手を振って応え、微笑みながら彼女を見送った。

彼女の姿が完全にビルの中へ消えた途端、俊則は喉の奥に込み上げてきた血の味を、もう抑えきれなかった。

彼は素早く窓を閉め、拳で唇を塞ぎ、軽く咳き込んだ。

その長い指の関節に、点々と鮮血がついていた。

大翔は恐怖で顔色が蒼白になった。

「ボス、どうしてまた吐血を?」

「研究所へ」

俊則は眉をひそめ、ティッシュで唇と手の血を優雅に拭き取った。

その黒い瞳が、ティッシュに残った血痕を、光を失ったように見つめていた。

研究所。

若きY博士、安永聡(やすなが あきら)が、俊則のウイルスの血清検査を再び行った。

三十分後、検査室の空気は重く沈んでいた。

「前はちゃんと抑制できてたのに、どうしてまた拡散が始まってるんだ!俊、お前、また重
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